雛鳥はゆりかごで眠り、久遠の夢を願う



GM:Hyoga
SpecialThanks:そごう、いちま
PC1:桜宮 ココ(さくらみや ここ)(キャラシート)PL:しろい
PC2A:綾織 枢(あやおり かなめ)(キャラシート)PL:ハシブトガラス
PC2B:此花 朔夜(このはな さくや)(キャラシート)PL:鈴元
NPC:明石 林檎(あかし りんご)(キャラシート)

メインログ雑談ログ

目次

GM:それでは失恋セッション2、これより開幕です!

プリプレイ


GM:ここではPCの自己紹介を行います。
GM:普段はPC番号逆順処理で行うのですが、今回は初心者の方が2名ということもあり、NPCで例を提示していきます。
GM:僕がアナウンスしたら、キャラクターシートを張って頂きますのでご準備をよろしくお願いいたします。
GM:では、NPC 明石林檎さん!
明石 林檎https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYvvyF6wIM
明石 林檎:「私は明石林檎。戦闘はできないけれど、バックアップは任せて頂戴。最高のパフォーマンスを発揮させて見せるわ」
明石 林檎:PC達と同じ仲良し四人組の一人です。真面目枠。今回はNPCとして進行役を務めたりします。
明石 林檎:「いい? 楽しむのも良いけど、これはあくまでも任務なんだからね? ……もう!」
明石 林檎:そして、彼女のハンドアウトはこちら!

NPC
UGNチルドレン
シナリオロイス:仲良し四人組
設定感情:宝物/枷

君は仲良し四人組の一人だ。
君には譲れないものがある。
終わりを迎えるとしても叶えたい夢がある。
満点の星空に祈りたい願いがある。
幼き日から思い続けた気持ちがある。
それは甘くほろ苦い初恋のように。

明石 林檎:といった具合に、キャラクターの雰囲気が伝わるように自己紹介をしていただく。それがプリプレイとなります。
GM:では、これに倣ってPC②B、此花 朔夜くんどうぞ!
此花朔夜https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYqeaj5wIM
此花朔夜:「オレが此花朔夜。こんなナリやけど、一応女や。男の格好の理由? ほっとけ」
GM:男装女子、良いですね。
此花朔夜:「インフィニティ・ウェポンの基礎力とクリスタライズの装甲無視、ハヌマーンの接近能力でミンチにする」
此花朔夜:「……まぁ侵食率炊かないと出来んから『明日から本気出す』タイプや。一応色々作ったり出来んねんで?」
GM:ふふ、クライマックスでは本気になっていただきますよ。
此花朔夜:「好きな言葉は排出率二倍、嫌いな言葉はクソゲー。好きなもんは友達、よろしくな」
GM:よろしく! そんな貴女のハンドアウトがこちら!
GM

PC②-B
『アスタラビスタ』
此花 朔夜
シナリオロイス:仲良し四人組

君は仲良し四人組の一人だ。
歳を重ねるたびに君は感じていた。
区分けされていく身体的特徴を、求める世界のズレを、ずっと一緒にはいられないということを。
それでも、君は求めるのだろう。
今の形から変わってしまったとしても、再び四人で笑い合える未来を。
それは幼き日に記した軌跡のように。


GM:仲良し四人組が一人として、仲良くしていきましょう!
GM:よろしくお願いします!
此花朔夜:なかような、了解
GM:では、続きましてPC②A、綾織 枢くんどうぞ!
綾織 枢https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYsaGw8wIM
綾織 枢:「僕が綾織 枢(あやおり・かなめ)。こんなナリやけど一応女──ごめん、真面目にやるから」
GM:既に面白いのがずるい
綾織 枢:あまり真面目でないような真面目なような少年。基本的に真顔のままボケます。
GM:ボケ枠!
綾織 枢:性能はやや捻くれていて、マイナーで自分の装甲を増やしながらオートアクションでダメージ軽減。メジャーで全体回復です。
綾織 枢:ダブルクロスでは基本的に回復は冷遇されているので、この構築は真似しない方がいいぜ。
GM:これすごいですよね 見た時「えっ、こんなのできるんだ……」ってなりました
綾織 枢:今回、女の子っぽい顔してる奴が男装女子とOPで組むことになりましたが
GM:組んでもらうぜ
綾織 枢:しかし身長は実は170cmあったりもするので、こう、成長期故に離れていく感じとか色々出せたらいいなと思います。
GM:えっ
綾織 枢:初稼働なのでキャラクター性とか動きは手探りです。よろしくお願いします。
GM:うわマジだでかい すげぇモデルじゃん……
GM:こちらこそよろしく! そんなボケ担当モデル体型な貴方のハンドアウトがこちら!
GM

PC②A
『旅は道連れ/ポラリス』
綾織 枢
シナリオロイス:仲良し四人組

君は仲良し四人組の一人だ。
その人生は決して平坦なものでは無かった。
しかし、最初からずっと信頼できる友人達がいたことは君の誇りだ。
君はいつか終わりが来るからこそ、今この瞬間を大切にしたいと思っている。
それは一筋の流星に願いをかけるように。


GM:仲良し四人組が一人として、仲良くしていきましょう!
綾織 枢:男子で170cmは然程高くないぞよろしくお願い致します
GM:よろしくお願いします!
GM:では、最後にPC①! 桜宮 ココさんどうぞ!
桜宮ココhttps://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYhs2O9gIM
桜宮ココ:「んん?私?桜宮ココだけど…?んん…他人のことはよくわからん。他人だったことないから」
GM:自分は他人じゃないですからね(哲学)
桜宮ココ:不思議ちゃんなんでちょっと…PC1としては分かりづらいのでは!?と後から思ってきましたが、基本的には他人のことが好きです。
GM:人が好きなPC1、良いと思います
桜宮ココ:特に仲良し四人組のことはすごく大切に想っていますし、好意が伝わってくればだいたいなにされても喜びます。
GM:いいこや……
桜宮ココ:性能としては、HPがとても高くカバーリングしてHPをへらしつつ、雷鳴の申し子で自爆します。
GM:ハードワイヤードめちゃくちゃ積んでるのめっちゃ笑っちゃいました 天才
桜宮ココ:仲間のことはすごく大切に想ってますが…これは失恋セッション、どうなっちゃうの~!?という感じです!よろしくお願いします!
GM:ふふ、どうなっちゃうんでしょう。 そんな貴女のハンドアウトがこちら!

PC①
『ヒューマンエラー』
桜宮 ココ
シナリオロイス:仲良し四人組

君は仲良し四人組の一人だ。
同じ部屋で授業を受け、一緒に食卓を囲い、時に喧嘩もしたけど今は大切な絆で結ばれている。そんな今の関係が大好きだ。
君はこの関係がずっと続いて欲しいと思っている。
それは覚めない夢を望むように。

※セッション終盤にNPCより告白されます。好きな返答をして下さい。

GM:生殺与奪の権を他人に委ねるのが失恋セッションです! お覚悟を!
桜宮ココ:うおーっ!がんばります!!よろしくお願いします!!
GM:よろしくお願いします!
GM:では、プリプレイも済んだところでトレーラーを開示。そしたらすぐにオープニングです!

トレーラー



成長(せいちょう、英: growth)とは、生物や物事が発達し大きくなることをいう。


――――――――――――――――――――――――


その関係はシャボン玉みたいだった。
どんなに美しくても、触れば儚く弾ける人の夢。

季節は流れる。君と幾度目かの夏を迎える。
広がる空の下。空想のキャンパスに描いた。
小さな憧れの景色は今も覚えてる。

天秤は傾く。
片方しか選べないのなら、積み重ねた感情に埋もれる前に。


「ずっと前からね、言いたかったことがあるの」


ダブルクロスthe 3rd Edition
『雛鳥はゆりかごで眠り、久遠の夢を願う』

ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。


GM:始めていきましょう!

◆オープニング②:綾織 枢 & 此花 朔夜◆


GM:綾織くんと此花さんは登場時侵蝕をお願いします。
GM:具体的には【現在の侵蝕値+1d10】をロールすると良いと言われています。
綾織 枢:登場侵蝕 綾織 枢の侵蝕率を6上昇(侵蝕率:32->38)
此花朔夜:1d10+33
DoubleCross : (1D10+33) → 2[2]+33 → 35

GM:いえす!

GM:君たちはFHセル【デミウルゴス】が研究所の”跡地”に来ていた。
GM:今回与えらえた任務は”残党処理”。
GM:落とされた本丸に残る弱小ジャームを適当に処理し、機密情報の”人為的に製造されたレネゲイドビーイング”を持ち帰ることが目的である。
綾織 枢:「とは言うもの」
此花朔夜:「ややこいな……」
綾織 枢:「僕自身に攻撃能力が無いのは周知の事実であり、結果的に朔夜ひとりが奮闘するのであった」
綾織 枢:「僕は少し後ろで応援しているのであった」
此花朔夜:「いや、そうやねんけど枢もやることやってや? オレのソシャゲの周回とか」
綾織 枢:「逆に聞くけど、僕にスマホを触らせて安心だと思う?」
此花朔夜:「……あかんな。オレがアホやったな……まぁでもモルフェウスの力で作ったら一応……? 分からん」
綾織 枢:「データの偽造はモルフェウスじゃなくてブラックドッグの管轄な気がする」
此花朔夜:「……引き継ぎコードとかでまからんか?」
綾織 枢:「ということで、現実の物理にしか対抗策の無い僕はうつむきながらレネゲイドビーイングを探すのさ」
此花朔夜:「まぁでも頼りにはしとるから、ほどほどには頑張ってや」
綾織 枢:「頑張る。……レネゲイドビーイングってその辺に落ちてると思う?」
此花朔夜:「……コンタクトレンズとはちゃうねんぞ」
綾織 枢:「コンタクトレンズとは違う。つまり朔夜、君は眼鏡派閥」
此花朔夜:「まぁ、そっちの方がなんぼかラクやな」
此花朔夜:「こっち向いて喋れ。裸眼やろが。うつむいてるから分からんなんねん」
綾織 枢:「グラサン派閥だったりする?」首をちょっとばかり傾げながら
此花朔夜:「少数派やな……」とりあえずためいきまじりに周辺警戒
綾織 枢:「モノクル派閥……」などと呟きながら、こちらも周囲を見渡す
綾織 枢:「……デミウルゴス、か」
此花朔夜:「なんやねん枢のその目に装着するモンの語彙の豊富さ……」
此花朔夜:「どないした」
綾織 枢:「デミウルゴス、プラトンの『ティマイオス』に登場する世界の創造者の名前だ。ギリシア語では「職人・工匠」というような意味で──」
綾織 枢:手元のスマホをちらちらと見ている。
此花朔夜:「いや、急に会話のアクセル踏むな」
綾織 枢:「プラトンは物質的世界の存在を……えーと、説明する為に……? 文字小さいな」スワイプして画面を拡大。カンニング元を読み上げつつ
綾織 枢:「僕にブレーキは搭載されてないんだ、ごめんね」
此花朔夜:「もうやめろ。やるんやったら準備せえ」
此花朔夜:「枢が原付やったら今頃ウィリーしとるわ」
綾織 枢:「朔夜……昔の君はもっと優しい子だったのに……おかあさんそんな子に育てた覚えありませんよ……」
綾織 枢:「……それはさておき」ヒュッと背筋を伸ばして
綾織 枢:「セルの名前にするには、ちょっと大仰だなぁと思ってさ」
此花朔夜:「オレの人生思い出したらお前みたいなんでもオカン欲しかったわ」
此花朔夜:「まぁ、こういうのはハッタリのために大仰にするんちゃうか?」
綾織 枢:「選べる親なら選んだ方がいいと思うんだけどなぁ……それと、うん。ハッタリの為に大仰に、は分かるんだけど」
此花朔夜:「なんか納得いかんか?」
綾織 枢:「世界の想像者の名前って、僕達日本人の感性に合わせるとイザナギとかイザナミとかその辺りじゃないかな」
綾織 枢:「随分と大袈裟だ。……よっぽど作ってた何かに自信があるのか」
此花朔夜:「……そうか。作った奴が外人やった……は簡単すぎるか」
綾織 枢:「君、時々僕より面白いこと言うよね。ずるい」
此花朔夜:「何作ろうとしとったんか……はこれからわかるか」
此花朔夜:「んなわけあるか、ボケはお前がナンバーワンやココは天然ボケのナンバーワン、林檎は……そういうのでもないか」
綾織 枢:「うーむ、深刻なツッコミ不足」
此花朔夜:「なにはともかく、やることやるだけや」
GM:――そんな話をしている君たちの背後から、からんと金属が擦れ合う音が響く。
FH研究員:「キヒィー! 坊ちゃんにお嬢ちゃん、どちら様ですかァ!?」
FH研究員:「ヒヒィー! ここは立ち入り禁止区域って看板が見えませんでしたかァ!?」
GM:はぐれジャームだ! しかも二人も!
GM:片や右腕を銃口に変化させ、片や雷を拳に纏う。
FH研究員:「キヒヒィ、我々教師ではございませんので宿題は出しませんよォ……!」
FH研究員:「ヒヒヒィ、勉強代は命で賄って貰いましょうかねェ!」
GM:それぞれが甲高い叫び声を上げながら、君達に向かって襲い掛かる!
綾織 枢:「……ツッコミの人?」言いながらも自分から、襲いかかる男へ向けて駆け出して行く。
此花朔夜:「動くな、手ぇあげろ! 抵抗したらケツの穴から指突っ込んで直腸でボトルシップ作んぞ!」
此花朔夜:砂でマチェットを作って走る
綾織 枢:「うわぁ、突っ込まれる人だったか……」身体硬化。多少の攻撃はものともしない盾と化す。
FH研究員:「狙いますよォ!」銃口の照準は枢くんだ!
FH研究員:「動きますよォ!」バチバチ鳴り響く右腕を構えながら朔夜くんへ接近する!
此花朔夜:「両腕切ってノースリーブにしたろか?」ハヌマーンの高速軌道で接近、腕が到達する前にザクザクしよう
FH研究員:「ギィヤァアアアア!」ざくざくっとやられます
FH研究員:「キヒヒィ! 片方がやられても片方は無事。終わりですねェ!」凶弾が枢くんに放たれる!
綾織 枢:「……弱い」悲しげな同情の表情を見せつつ、その銃弾を普通に胴体で受け止める。
綾織 枢:金属的な音がして銃弾を跳ね返す。
FH研究員:「なぁ……ですとォ……!?」跳弾した銃弾が直撃しました
綾織 枢:「そんなばかな」
此花朔夜:「お前が驚くんはなしやろ……おつかれ」拳を突き出す
綾織 枢:「跳弾で自滅するジャームは流石に初めて見た……」掌で拳を受ける
GM:ちゃりん。と、はぐれジャームの胸ポケットから鍵が落ちた音がします。
此花朔夜:「おっ、ラッキー。鍵や。エ〇ラのごまだれ~」
GM:鍵には『大研究室・持ち出し厳禁』と書かれている。君たちは当然「持ち出す」だろう。
GM:――さて、辿り着いたのは「大研究室」。扉を開くとそこは文字通りの空間。
GM:だった。
GM:既に中は荒れ果て、数多の電子機器は破壊されている。
GM:そして、中央部には一つの巨大な試験管らしき物体。
GM:それが割れ、液体が地面を濡らしていた。――――何かが存在したのだ。
綾織 枢:「……ボトルシップが逃げ出した」
此花朔夜:「まだ作ってへんぞ……洒落ならんな。やばやばのやばやわ」
GM:――――ここは研究所跡地。君たちの背筋にうすら寒い冷気が奔るのであった。
GM: 
GM:シーンカット。ロイスのみ取得が可能です。
綾織 枢:貴重なツッコミ 此花 朔夜 ○友情/隔意 で取得
此花朔夜:綾織枢 〇友情/不安で取得します
GM:了解!

◆オープニング①:桜宮 ココ ◆


GM:桜宮さんは登場時侵蝕をお願いします。
桜宮ココ:1d10+39
DoubleCross : (1D10+39) → 2[2]+39 → 41

GM:君は夢を見ていた。
GM:君は幼い姿に戻っており、仲良し四人組でどこかへ遊びに行った帰り道を歩いている。
GM:君はそれを懐かしく思うだけでなく、かけがえのない存在だと感じていた。
GM:そして、君の名を呼ぶ声が聞こえる。
GM:「ココ」
GM:振り向くと、そこには――――
GM: 
GM: 
GM:…………目覚まし時計の音が聞こえる。
GM:二段ベッドの上、二人一組の相部屋で君は目を覚ます。
GM:青色の少女を隣に抱えながら。
桜宮ココ:「んん……」
桜宮ココ:「ほ?」自分が少女を抱えていることに気づき、不思議そうな顔をします。
桜宮ココ:「んんん……」
桜宮ココ:「質量を持った幻覚かな」
エーヴィ:「……ん」君の動きに呼応するかのように、ゆっくりと目を開く。
桜宮ココ:「ほわっ」
桜宮ココ:「動いた!幻覚が動いた!!」
エーヴィ:「残念ながら実体さ。おはよう、ココ」
桜宮ココ:「ふぉーっ!?」
桜宮ココ:「んんん」
桜宮ココ:「ええと」
桜宮ココ:「おはようございます」
エーヴィ:「うん、いい返事だ」
桜宮ココ:「ふふふ、挨拶検定三級取得者だからね」
桜宮ココ:「………ええと」
桜宮ココ:「私のこと知ってるみたいだけど……」
桜宮ココ:「知ってる人かな……」
エーヴィ:「そう、君はボクを知っている」
エーヴィ:「と、思う」
桜宮ココ:「なにーっ」
エーヴィ:「はっはっは、不思議なことがあるものだよね」
桜宮ココ:「んぇぇ…今脳みそググってるけど……検索がうまくいかない」
エーヴィ:「よし、そしたらキーワードを与えよう。ボクは『エーヴィ』」
桜宮ココ:「エーヴィ」
桜宮ココ:「ほほー」
エーヴィ:「なんのエーヴィだったかは……忘れてしまったけどね」
桜宮ココ:「私はココだよ。知ってる可能性が高いが…」
桜宮ココ:「ほ……」
桜宮ココ:「んえと…エーヴィはどうして私のベッドで寝てるのかな」
エーヴィ:「さあ?」
エーヴィ:「理由……必要かい?」
桜宮ココ:「んんん」
桜宮ココ:「まあ…エーヴィがいて…私がいて…それでいいか」
エーヴィ:「ははっ、その通りだよ」にっこりと笑う
GM:では、そんなこんなで話している時、君のいるベッドの下からひょっこり顔を出す少女が一人。
明石 林檎:「ココ、朝からなに一人芝居してるの…………」
桜宮ココ:「林檎!女の子が…生えた」
エーヴィ:「生えたね」
明石 林檎:「生えないわよ」
桜宮ココ:「女の子が生えるタイプのベッドだったのかもしれない」
エーヴィ:「世の中は不思議で溢れているからね」
桜宮ココ:「んええ、でもここに女の子いるし……」
桜宮ココ:「林檎は知ってる人かな」
明石 林檎:「女の子はもう飽和してるわよ…………って、え? その子誰?」
桜宮ココ:「生えた!」
桜宮ココ:「エーヴィというらしい」
エーヴィ:「やあ。ボクは『エーヴィ』。ココのお友達かな?」
明石 林檎:「いやいやいや、生えたって何!?」びっくりしてメガネがずれる
桜宮ココ:「気づいたら居たから…生えたのかなって…」
エーヴィ:「おや、どうやら初めましてのようだ」
桜宮ココ:「私もエーヴィとはじめましてのきがするが、エーヴィが言うにははじめましてじゃないらしい」
明石 林檎:「初めましてっていうか、ココのベッドに入り込んでたのにココが知らないってどういうこと!?」
エーヴィ:「はっはっは、わからん」
桜宮ココ:「ぜんぜんわからないから…生えたのかなって…」
明石 林檎:「あ、そういう……? ええと、エーヴィさんだったかしら」
エーヴィ:「なんだい?」
明石 林檎:「ここは簡単には入り込めないはずよ。それなのに、貴女は何者?」
エーヴィ:「さあ? ボクはココが知っていると思っていたんだけど……」ココの方を向く
桜宮ココ:「私はエーヴィが知ってると思ったんだけど……」
明石 林檎:「誰も知らない……!?」
エーヴィ:「そう。これは完全犯罪」
桜宮ココ:「んんん」
桜宮ココ:「犯罪なのか」
明石 林檎:「違うと思うわ……ココ、連れ込むのは猫までにしなさいって言ったわよね!」
桜宮ココ:「んんん!?私が連れ込んだわけではないと私は思っているけど」
桜宮ココ:「どうなんだろう……」
エーヴィ:「にゃー」
明石 林檎:「『にゃー』じゃない!」
桜宮ココ:「エーヴィを猫と間違えた可能性はないとおもう……」
エーヴィ:「あ、そうか。こう言えばよかったんだ」一人で勝手に閃き、勝手に頷きます。
明石 林檎:「まあ、そうよね。間違えないわよね。疑って悪かったわ」閃いているエーヴィよりココが優先されます。
桜宮ココ:「人格がある存在を部屋に呼ぶなら、林檎に断らないはずがない」
桜宮ココ:「…と思う。現実としてエーヴィがいるからわかんないが……、エーヴィ?どうしたの?」
エーヴィ:「では、改めて」一つ、咳払い。
エーヴィ:「ボクはエーヴィ。記憶喪失になった少女……ううん、レネゲイドビーイングだ」
明石 林檎:「えっ」
桜宮ココ:「ほ」
エーヴィ:「あとは覚えていない。と、言うことを最初に言えば良かったね」
エーヴィ:あっけらかんとした表情で笑っている。
桜宮ココ:「ほぁああああっ!?レネゲイドビーイング…!?」
明石 林檎:「えええええええええええ!?!?!?!?」
エーヴィ:「さて、ボクはこれからどうなってしまうのかな?」期待の眼差しをココに向けている。
桜宮ココ:「んんんん」
桜宮ココ:「エーヴィはどうしたい」
明石 林檎:(レネゲイドビーイング、意識を持った精霊みたいなもの…………とりあえず、報告かしら……?)
エーヴィ:「そうだね」一瞬、目線を下ろし
エーヴィ:「君たちと一緒にいたいかな」再び笑った。
桜宮ココ:「ほー」
明石 林檎:「なら、都合が良いわね。私たちも貴女を調べないといけない」
桜宮ココ:「私…たちのたちばとしては、偉い人に報告しないといけないとおもう」
桜宮ココ:「私の感じでは、エーヴィは悪い存在ではないとおもう」
エーヴィ:「こういう時に使う言葉があるよね。『二人とも真面目』だね」
桜宮ココ:「だから…んん…私たちと、一緒に居たいと思ってくれるなら…報告されてほしいな」
桜宮ココ:「エーヴィが悪い存在じゃないなら、たぶん…悪いようにはされないから」
明石 林檎:「まあチルドレンとして当然の対応よ。ココが調べて良いっていうなら、何の問題もないわ」
桜宮ココ:「エーヴィが調べられるの嫌なら、かんがえるけど」
エーヴィ:「ふるふる……ボクは悪いレネゲイドビーイングじゃないから構わないよ」
明石 林檎:「なら、決まりね」
桜宮ココ:「ん!ならよかった」
桜宮ココ:「わるいことしてないなら、ちゃんとすじをとーしてからのほうが、何かと都合がいい」
桜宮ココ:「物理的にも、精神的にも」
明石 林檎:「そうね。場合によっては貴女を守る立場になるかもしれないし」
エーヴィ:「ははっ、丁重に扱ってくれたまえ」
明石 林檎:「そうと決まれば、ココ! 起きて着替えて準備するわよ!」
桜宮ココ:「ははー。うん、そうだね林檎。エーヴィ、ベッドからおりられる?」
エーヴィ:「勿論だとも」体躯相応――年端も行かない少女程度の身体能力を披露する。
桜宮ココ:「おお、よかった」その姿をみて、自分もベッドを降りる。そしてとてとてと林檎のもとへ近づき、じっと見つめる。
明石 林檎:「あら、ココ。どうしたの?」
桜宮ココ:ぎゅーと林檎ちゃんに抱き着きます。
明石 林檎:「こ、ココ!?」
明石 林檎:「もう、どうしたの?」真っ赤に染まった林檎のような表情を見せないように。
桜宮ココ:「さっきまでエーヴィ抱えてたから、レネゲイドビーイングと人と、抱えると違うかと思った」
明石 林檎:「違うわよ!」
エーヴィ:「違うかな?」
桜宮ココ:「たしかにちがうかも。林檎、いいにおいする」
桜宮ココ:「いや、エーヴィがいいにおいしないわけじゃないが…」
明石 林檎:「んなっ……」喉に感情が詰まって言葉が出てこない。
エーヴィ:「そうだとも。きっとボクからもいいにおいがするさ」
桜宮ココ:「やわらかい」
明石 林檎:「…………もう」よくあることだ。諦めている。
桜宮ココ:「林檎は、やわらかくて、いいにおいで、かわいい」
桜宮ココ:「いいことだ」
明石 林檎:「~~~~~っ!!」
明石 林檎:「し、仕度するわよ!」ココを無理やり引きはがそうとする。力では到底及ばないが。
桜宮ココ:「んへへー。はーい」ぎゅむーとひときわ強く一度抱きしめてから大人しく離れる。
明石 林檎:「………………もぅ」まっかっかなりんごのできあがりだ。
桜宮ココ:「んふふ」ゴキゲンになっている。
桜宮ココ:「あと、林檎をぎゅっとしたら、嬉しいきもちになった」
桜宮ココ:「林檎はすごいね」
明石 林檎:「もう! そういうことを軽々しく言わないの!」
桜宮ココ:「ほ?そうなの?はぁい」
明石 林檎:「あっ…………いや、言っても良いけど…………」消え入るような小さな声で
桜宮ココ:「んふふ、どっちなんだろう。不思議な林檎」
明石 林檎:「っ! く、口じゃなくて手を動かしなさい!」まさか聞かれているとは思ってなかったのか、より一層照れ隠しが強まる。
桜宮ココ:「ふぁ~い」にこにこしながら、機嫌よく支度を進めるのだった。
エーヴィ:「ねぇ、林檎」仕度することがないのでベッドに腰かけ足をぷらぷらしている。
明石 林檎:「……なあに?」
エーヴィ:「二人は仲良しなんだね」
明石 林檎:「……ええ、そうよ。ココは、私の大切な”友達”なんだから」
GM: 
GM:シーンカット
GM:ロイス取得が可能です
桜宮ココ:大切な存在 明石林檎 〇好意/恐怖 で林檎ちゃんに取得します!
明石 林檎:仲良し四人組 〇宝物/枷  親友 桜宮ココ 〇■■/隔意
桜宮ココ:かくされてる!
GM:ふふ、内緒です。
エーヴィ:桜宮 ココ 〇知ってる?/知らない?  明石 林檎 〇なかよし/ふーん
GM: 

◆ミドル① 合流パート    ◆


GM:全員登場!
綾織 枢:登場侵蝕 綾織 枢の侵蝕率を6上昇(侵蝕率:38->44)
桜宮ココ:1d10+41
DoubleCross : (1D10+41) → 10[10]+41 → 51

此花朔夜:1d10+35
DoubleCross : (1D10+35) → 1[1]+35 → 36


N市・UGN管轄研究所
GM:君たちはそれぞれの理由でこの場所に呼び出されていた。
GM:『ヒューマンエラー』と『フォービドゥンフルーツ』は『謎のレネゲイドビーイング』について。
GM:『旅は道連れ/ポラリス』と『アスタラビスタ』は、『FHセル【デミウルゴス】の処理結果』について。
GM:そして、君たち四人組にこれから与えられる次の任務についてだ。
ホールイーター:「さて、諸君。朝からお疲れ様。特に綾織くんと此花さんは残党処理なんて面倒ごとを引き受けてくれてありがとうね」
GM:彼女は『ホールイーター』。チルドレンよりちょっと偉い人であり、チーム編成やデータ分析を行う研究者だ。
ホールイーター:「で、どうだった? 何か見つかった? 活きの良いレネゲイドビーイングとかいた?」野次馬のごとくである。
綾織 枢:「いえ、失敗したボトルシップの痕跡だけです」
ホールイーター:「ボトルシップ? ……ああ、人工品ってことね」
此花朔夜:「ボトルシップ、分からんやろ……まぁそんなかんじで」
此花朔夜:「枢もおってくれたおかげで残党の処理自体はそんなに問題なかったんやけど」
此花朔夜:事の顛末を話しておこう
ホールイーター:「ふむふむ。跡地は跡地。有益な情報は残ってないにしろ、その失敗したボトルシップ? は、少し妙ね……」訝しげな表情を浮かべる。
此花朔夜:「そのへんはそっちにお任せした方が話速かったりします?」
ホールイーター:「まあそうね。そういうなら追ってみましょうかしら」
綾織 枢:「これは真面目な話なんですが」
綾織 枢:と前置き
ホールイーター:「あらどうぞ」
綾織 枢:「施錠された部屋でした。部屋の外に出たあと、わざわざあの研究員風ジャームが鍵をかけ直したのでもない限り」
綾織 枢:「ボトルシップは扉を使わずに出航してしまったんじゃないか、と思います」
ホールイーター:「……なるほど。それは有益な情報ね」
ホールイーター:「ワームホールの類か、はたまた誰かがわざと鍵をかけていたか」
ホールイーター:「不可思議な点が多いってことね?」
此花朔夜:(ボトルシップって別に出航する機能ないよな……?)
綾織 枢:「現場の状況写真でもあれば確認はできるでしょうが」
綾織 枢:「試験管──といいますか培養槽といいますか、その破片の飛び散り方から或る程度は想像できるかと」
綾織 枢:「単純なやつですね。内側から破られたか、外側の力で破られたか。僕写真撮ってないんですけど、誰か持ってたりしません?」
此花朔夜:「でも壁抜けられるんやったら試験管もどきもぬけたらええのにな」
此花朔夜:「誰かってオレしかおらんやろ」スマホを提出
ホールイーター:「チルドレンはやっぱり準備が良いのね」スマホを受け取る
綾織 枢:「壁を抜けられるようになったのは培養槽を抜けてから……かも知れない」
綾織 枢:「羽化する前の蛹は空を飛べないだろう?」
此花朔夜:「それもそうか。枢頭エエな」
綾織 枢:「それほどでもある」
ホールイーター:「ふむ……」写真を見終えてスマホを返します。
此花朔夜:(……あ、今日の分のログインしてへんな)スマホを受け取る
ホールイーター:「オーケー。この件についてはあなたたちにも情報を回すようにするわ」二人だけではなく、ココと林檎にも視線を送る。
ホールイーター:「何かあったらすぐに協力して頂戴」
桜宮ココ:「ほへー。なんらかの成虫が羽化したのか。こわいなあ」
明石 林檎:「比喩よ、比喩」こそこそと
桜宮ココ:「ほ?じゃあ虫はいないのか!よかった~」
綾織 枢:「林檎を困らせる悪い虫は居るようだけど」
桜宮ココ:「えっ、そうなの」
エーヴィ:「?」素知らぬ顔
桜宮ココ:「蚊とかさされた?だいじょうぶ?」
明石 林檎:「枢……! 大丈夫よ、ココ。虫なんていないわ」
桜宮ココ:「んん…林檎がだいじょうぶなら、よかった」
ホールイーター:「そうね。虫じゃないにしろ、その子はどうしたのかしら?」ココ達の方を向いて。
エーヴィ:「虫じゃないものです」
桜宮ココ:「んと…朝起きたら私のベッドにいた」
桜宮ココ:「きおくそうしつ?で、名前はエーヴィというらしい」
桜宮ココ:「レネゲイドビーイングだって」
明石 林檎:「信じられませんが、珍しくココの言うことが本当です」
エーヴィ:「そう、ボクはエーヴィ。記憶喪失のレネゲイドビーイングさ。よろしくね」
ホールイーター:「記憶喪失……本当にそんなことがあるのかしら」
綾織 枢:「記憶喪失という概念のレネゲイドビーイング? それはなんて恐ろしい存在なんだ……」
綾織 枢:「もしかしてそのA・Bさんのせいでココまで記憶喪失になっているのでは……」
桜宮ココ:「なにーっ」
エーヴィ:「なんと! ボクは記憶喪失のレネゲイドビーイングだったのか……!」
此花朔夜:「言葉のかかるところがちゃうやろ」
明石 林檎:「そうよ! 朔夜の言う通り!」
エーヴィ:「ふむ、確かにそうだね。ボクはエビじゃなくてエーヴィ」
綾織 枢:「オーディオヴィジュアルさんか」
エーヴィ:「はっはっは、君の声も大きくしてあげよう」
桜宮ココ:「そんな機能が」
綾織 枢:「……それで、このアニマルヴィデオさんが急にベッドにいたというのは」
明石 林檎:(でも、記憶喪失という概念型の可能性はアリよね。枢、相変わらずボケてるけど鋭いわ)
綾織 枢:「ココが拾って来たとかじゃあなく、本当にいきなりそこにいたと」
綾織 枢:「……林檎が言うなら本当なんだろうなぁ」
桜宮ココ:「ん!そうなの」
エーヴィ:「そうだね。ボクの記憶の始まりは目が覚めてからだ」
桜宮ココ:「私が記憶喪失で、拾ってきたことを覚えていないかのうせいもあるが」
此花朔夜:(……こいつが抜け出したやつやったら厄介やな)
桜宮ココ:「夜中にそんなことしてたら、林檎が気づくんじゃないかなあ」
明石 林檎:「そうね、もうアイスとか買いに行かせないわよ。門限は守るのがチルドレンの責務なんだから」
桜宮ココ:「んええ…アイス…」
ホールイーター:「アイスも良いけど、エーヴィ……さん? だったかしら」ちょいちょいと手招き。
エーヴィ:「なんだい?」ひょいひょいと近づく
綾織 枢:「アイス・ブロックさんって言うのもアリだったな……」ひとり呟く。
ホールイーター:「失礼」かぷり。手をもって、噛みつく。
エーヴィ:「おや、刺激的なキスだ」
桜宮ココ:「ほわっ」
此花朔夜:「枢静かに……ってなにやっとるか!」
桜宮ココ:「レネゲイドビーイングって食べ物なのかな」
綾織 枢:「冷たかったり甘かったりするんですか?」
ホールイーター:「…………んー、レネゲイドビーイングは〇。記憶喪失は△。シンドロームは《サラマンダー》と…………」
ホールイーター:「味はしないわね」
此花朔夜:「したら嫌やろ」
ホールイーター:「私、食べたものの成分を自分の中で創造できるの」
ホールイーター:「つまり、今ちょっと頂いたおかげで嘘を言ってないことはわかったわ」
桜宮ココ:「ほわわ……」
綾織 枢:「……するとうっかりゆで卵を食べると〝あっこの時の母鶏はちょっと気分が鬱々としていたな〟とか……」
桜宮ココ:「エーヴィ、痛くない?だいじょうぶ?」
此花朔夜:「なんでちょっと文学的な成分を茹で卵が含んでんねん」
エーヴィ:「大丈夫さ。痛くないよ」本当に全然気にしていない。
桜宮ココ:「痛くないならよかった」
桜宮ココ:「鬱鬱としてるのにゆで卵つくってくれる母親さんは、優しいね」
綾織 枢:「非科学的な世の中さ、文学に傾倒して悪いことはない」
ホールイーター:「で、そこそこ面白いことがわかる気がするの。ココちゃん、エーヴィちゃんをちょっと借りていっても良い?」
綾織 枢:「……ところで、三角形というのは」
此花朔夜:「微妙……って感じですか? 断片的にはある、みたいな」
桜宮ココ:「ほ…危ないことしないなら、私はだいじょうぶだけど…?」頷きながら不思議そうに見つめる。
ホールイーター:「朔夜くん正解」
此花朔夜:「やったで」
桜宮ココ:「みんなあたまいいな」
桜宮ココ:「えらいぞぉ」
綾織 枢:「だいたいの記憶喪失は、言語能力だとか自転車の乗り方だとか、そういうエピソードによらない記憶は残るそうですが」
ホールイーター:「記憶が混濁? 濁っているのよね。まるで、何かに食い破られたように」
綾織 枢:「そのリデンブロックさんの場合は──混濁?」
エーヴィ:「混濁とな」
桜宮ココ:「記憶って食べ物なのかな」
ホールイーター:「まあ、憶測なんだけどね。レネゲイドビーイングは食べたことないし」
ホールイーター:「私の主観より、調査結果を信用するべきよ」
綾織 枢:「おでんには欠かせない具材かも知れないな、記憶」
明石 林檎:「それで、私たちはこれからどうすれば?」
此花朔夜:「さらっと名前いじくられてるぞ、エーヴィ。自分を忘れるな」
エーヴィ:「こんにゃくのレネゲイドビーイングってことだろう? 大丈夫。真実には近づいているさ」
桜宮ココ:「冬になったらコンビニで記憶おでん頼もう」
此花朔夜:「真実に背中向けて全力疾走やな」
桜宮ココ:「こんにゃくだったのか」
綾織 枢:「冬と言わずに夜にでも買いに行こう」
綾織 枢:「こんにゃくいつ喰う? 今夜喰う」
此花朔夜:「煮込むぞ」
桜宮ココ:「おお……」目を輝かせて拍手している
エーヴィ:「ごめんよ、ココ、林檎。ボクはここまでみたいだ」
綾織 枢:「40度くらいでお願いしたい」
綾織 枢:「それで、そのこんにゃく畑さんを連れて行くというのは──ラボにですか?」
ホールイーター:「そう、ラボに。お昼御飯前には返すわ」
此花朔夜:(風呂の適温か……)
エーヴィ:「助かるね。お昼ご飯は食べたい」
明石 林檎:(レネゲイドビーイングって御飯食べるのね……)
ホールイーター:「ちょこっと調べて、そしたら君たちに”預けたい”かな。あくまで、私の勘だけど」
桜宮ココ:「エーヴィも、私たちと一緒に居たいっていってた。そうできると、嬉しいとおもう」
此花朔夜:「ソラリスの勘は怖いなぁ」
ホールイーター:「ふふっ、ソラリスは良いわよ?」
綾織 枢:「ノイマンの理詰めよりはいいさ」
明石 林檎:(ソラリスって別にそういうシンドロームじゃなくない?)
桜宮ココ:「枢も、喋る人型こんにゃくより、普通のこんにゃく食べたいと思うから、エーヴィのことは、食べないと思うし」
ホールイーター:「決まりね」
此花朔夜:「オレもソラリスやったらスパコンみたいな処理でゲームできたかなぁ」
ホールイーター:「できるわよ。ソラリスだもの」
綾織 枢:「……起きたらベッドに居たって言うからてっきりもう食後だったのかと」
此花朔夜:「枢、後で裏来い」
桜宮ココ:「ベッドでは食事しちゃだめだよ」
桜宮ココ:「食べかすの中で寝るの、汚いから」
綾織 枢:「告白だったらマネージャーを通してくれないか」
明石 林檎:「あら、朔夜が枢に告白するの?」
桜宮ココ:「枢にはマネージャーがいるのか!いいなあ」
綾織 枢:「……けれども、まぁ。二人きりで何か話したいというのなら賛成だ。応じるとも」
此花朔夜:「安心せぇ告白はお前を処理した後に懺悔の形でしたるわ」
エーヴィ:「いいね、マネージャー。ボクも欲しい」
ホールイーター:「ふふっ、仲睦まじいことは良きかなと」
此花朔夜:「誰がこいつに……! 」
綾織 枢:「僕のことは嫌いかい?」
此花朔夜:「……いや、別に」
エーヴィ:「ボクは好きだよ」
綾織 枢:「ありがとう」
エーヴィ:「えへへ」
明石 林檎:(やけに馴染んでるわね……)
綾織 枢:少し声を潜め、朔夜の耳元に口を寄せ
綾織 枢:「(二人で話すというのは、悪くない案だ)」
此花朔夜:「(ん、せやろ。オレらがフリーや)」
綾織 枢:「(タイミングの問題だろうけれど、もしかするとボトルシップが勝手に漂着したのかもしれない)」
此花朔夜:「(……お前、ボトルシップとポンポン船間違えてるんとちゃうか)」
綾織 枢:「(……林檎にはあんまり面白くないだろうけれどね)」
此花朔夜:「(林檎のことも心配やしな)」
綾織 枢:「(そういう君はソラリスとノイマンを間違えてないかい?)」
此花朔夜:「(……あれ?)」
綾織 枢:「(……時々、君は僕より強烈なボケをしてくれるからきらい)」
此花朔夜:「(そんなんで嫌わんといてや……)」
桜宮ココ:「朔夜が、枢を嫌いじゃなくてよかった」その様子を見てニコニコする。
桜宮ココ:「枢のことも、朔夜のことも、林檎のことも、好きだから」
エーヴィ:「ボクのことは?」
桜宮ココ:「まだであったばかりだから、どんなひとか、わかってないけど、嫌ってはいない」
エーヴィ:「正しい評価だ」
綾織 枢:(……〝すき〟と〝きらい〟が一種類ずつだったら)
綾織 枢:(世界はもっと分かり易かったんだろうなぁ)
此花朔夜:(……キッツい日になりそうやなぁ)
明石 林檎:(レネゲイドビーイング。”何か”から生まれた存在……ね)エーヴィを見て一人ごち、再び思考を回す。
桜宮ココ:「男か女か、ひとかレネゲイドビーイングか、とか、そういうの、あんま考えないから」
桜宮ココ:「仲良くなれたらいいなとおもうよ」
エーヴィ:「ふふっ、ボクもだよ。ココ」その微笑みは、冬空のように。
ホールイーター:「さて、それじゃ借りていくってことで――――とりあえず解散! 元々用意してた任務は適当に他のチルドレンに回しちゃうわ!」パンパンと手を叩いて、エーヴィを引いて行く。
エーヴィ:「あーれー」
桜宮ココ:ふりふりと手を振ってみおくる
GM:君たちは仲良し四人組。幼き頃より共に歩み、混じり、分け合って生きてきた。
GM:そして、それはこれからも続いていくのだろう。世界はきっと、簡単には変わらない。
GM: 
GM:シーンカット
GM:ロイス取得、アイテム購入が可能です。
綾織 枢:天然は得られないし治らない 桜宮ココ ○友情/厭気 でロイス取得
綾織 枢:購入は基本2の185Pからクリスタルシールドを選ぼう。目標値は25だ
綾織 枢:3dx+4>=25
DoubleCross : (3R10+4[10]>=25) → 9[8,9,9]+4 → 13 → 失敗

綾織 枢:ふむ、どうするかな
GM:財産ツッパで一応届くが……
綾織 枢:今は何も無し、以上!
GM:了解!
桜宮ココ:大切な存在 綾織枢 〇尊敬/恐怖 でロイス取得
桜宮ココ:社会は1なので応急手当セットに挑戦します
GM:OK!
桜宮ココ:1dx>8
DoubleCross : (1R10[10]>8) → 1[1] → 1 → 失敗

桜宮ココ:ぜんぜんかえない 財産もない おわり!
此花朔夜:ルルブ1 P180応急手当キット
此花朔夜:2d10>=8
DoubleCross : (2D10>=8) → 10[8,2] → 10 → 成功

此花朔夜:ごちです
此花朔夜:ロイスは 桜宮ココ 〇慈愛/不安で
GM:OK!

◆ミドル② 情報収集パート  ◆


GM:侵蝕率逆順処理。シーンプレイヤーは朔夜さん。他登場可能!
綾織 枢:登場侵蝕 綾織 枢の侵蝕率を1上昇(侵蝕率:44->45)
桜宮ココ:1d10+51 登場します!ごはんたべたい!
DoubleCross : (1D10+51) → 2[2]+51 → 53
此花朔夜:1d10+36
DoubleCross : (1D10+36) → 5[5]+36 → 41


GM:N市・UGN管轄サイゼリヤ店舗
GM:君たちはお昼御飯を食べるため、UGNが管理するサイゼリヤに来ていた。
GM:勝手したたる行きつけの飲食店だろうし、各々お気に入りのメニューを頼んでいても構わない。
GM:そして、当然5人が一緒に座れる席に座っているだろう。さあ、存分に語らってくれ!
此花朔夜:「何食う? デザートとかはあとにしいや」
桜宮ココ:「おお、初手ティラミスにしようとしたのを見事にふせがれた」
桜宮ココ:「チーズインハンバーグにしよ~」
桜宮ココ:「チーズのことをあいしているからね」
綾織 枢:「なら粉チーズにも同様の愛をちょうだい。パルマ風スパゲッティで」
此花朔夜:「粉チーズはセルフやから後で取ってきいや」
明石 林檎:「私もチーズインハンバーグにしようかしら」
桜宮ココ:「おそろい~。粉チーズのこともあいしているぜ」
エーヴィ:「ふむ……ボクはシャーベットにしよう」
此花朔夜:「後にしなさいいうたやろ……あぁいや、偏食の可能性もあるか……」
此花朔夜:「ドリンクバーいる?」
桜宮ココ:「初手シャーベットだとぉ…朔夜さまの通達をわすれたか」
桜宮ココ:「いる~!ドリンクバーすき」
エーヴィ:「はっはっは、ボクはレネゲイドビーイイング。君たちの常識にはとらわれないのさ」
明石 林檎:「まったく、もう」ドリンクバーへ向かう
GM:ドリンクの内容を決めていると、朔夜さんのスマホが震えた。
此花朔夜:「……オレも飲みもん取ってくるわ。ココ、何がいい?」スマホを確認しながら立ち上がる
桜宮ココ:「ほんとお?ありがとう!コーラがいい~!ん、スタミナ回復の通知?」
GM:朔夜さんのスマホには『ホールイーター』からのメッセージが入っている。
此花朔夜:「そんな感じや」(うわ、なんやろ)
GM:以下、メールの内容。

from:『ホールイーター』
お疲れ様、諸君。
エーヴィちゃんのことについてわかったことを取り急ぎで伝えます。

一つ、彼女はレネゲイドビーイングで間違いない。
二つ、彼女の侵蝕率は「周囲の人間関係に影響される」。
三つ、その侵蝕については、善の関係性を見ていると下がる。ということまでがわかっている。

以上。
よって、これからあなたたちには、エーヴィちゃんの解析が完了するまで一緒にいて侵蝕率を下げ続けて貰います。
最悪喧嘩したらジャーム化するかもしれないので、仲良くね?

ホールイーターさんより

GM:また、これに伴いNPS(なかよしポイントシステム)が解放されます。

【NPSについて】
・本セッションでは、NPS(なかよしポイントシステム)を採用しています。
・これはエーヴィがPC間の仲の良さに影響を受けていることを見えるようにしたものです。
・「いいな」と感じたらNPが加点されます。
・NPは全PC共有の財産点として使用できます。
・また、全ミドル終了時点で残ったNPに応じて、クライマックスの台詞と難易度に影響があります。
・なお、こちらのNPは見学席にいる方々も投げ入れることが可能です。
 良いと感じたロールにいいね宣言(★を付けて発言)をすることでNPを増加させることができます(参考:ブーケ)。
・回数制限はありません。良いと思ったものは良いのです。
・NPは最終的にX点d10にて数値化されます。お楽しみに。

GM:エーヴィは仲の良い姿を見ることでNPを貯める特性があります。仲よくしよう!
此花朔夜:「(確認した旨を記載したメールを返す)」
此花朔夜:(ま、とりあえず林檎に言うとくか)
此花朔夜:「林檎……これ」『ホールイーター』からのメッセージを見せつつ
明石 林檎:「あら……ふむふむ」メッセージを読む。
明石 林檎:「変わったレネゲイドビーイングもいるのね」
此花朔夜:「後で枢とかココにも言う。ただ、先にお前に言うとくわ」
明石 林檎:「了解。ありがとうね」にこっと微笑む。
此花朔夜:「……ぶっちゃけ、お前が一番立場的に微妙やと思ってな」
明石 林檎:「あら、そんなことないわよ。……レネゲイドビーイングはレネゲイドビーイングだもの」席に戻る
此花朔夜:「……どうやか」
エーヴィ:「なんの話かな?」
此花朔夜:「ココ、コーラ入れて来たぞ」席に戻る
此花朔夜:「お友達のお話」
明石 林檎:「貴女の話よ」
綾織 枢:「コココーラ」
綾織 枢:「競争激しいコーラ業界にあらたな参入者」
エーヴィ:「わあ、とうとうボクも噂されるレネゲイドビーイングになったんだね」
此花朔夜:「コココーラ……味安定しなさそうやな」
桜宮ココ:「コココーラ!うれし~!朔夜ありがとう!」
綾織 枢:「林檎風味のコーラなんだろうか」
此花朔夜:「それは別のジャンルやろ」
エーヴィ:「甘酸っぱいってことだね」
此花朔夜:「あぁいや、これ」メッセージを見せる
綾織 枢:「でも最近のドリンクバー、普通にレモン風味のコーラ出てくるよね……っと」メッセージを覗き込み
桜宮ココ:「んふふう」そう言われてとても嬉しそうにしたあとメッセージを同じくのぞく
綾織 枢:「……………………」
綾織 枢:「難しいなぁ」
明石 林檎:「そうかしら?」
此花朔夜:「……あんまそういうな。仲良うしようや」
桜宮ココ:「ほ……」
桜宮ココ:「んんん…いつもどおりにしてたら、いい…んじゃないのかな」
エーヴィ:ごくごくと人のドリンクを飲んでいる。
桜宮ココ:「私はみんなのこと大好きで、仲良しだと思ってるから」
此花朔夜:「……自分の飲み」
此花朔夜:「そら、誰やってそうやろ……」
桜宮ココ:「んん!!エーヴィ!私のコーラを飲んじゃダメだよ!朔夜がいれてくれたコココーラだぞ」
エーヴィ:「うん」ごくごくと人のドリンクを飲んでいる。
エーヴィ:「おいしいね、コココーラ」
此花朔夜:「……まぁ、ちゃんとしとくしかないやろ。子供の前で喧嘩せんのと一緒や」
明石 林檎:(…………本当にこれジャーム化するのかしら)
綾織 枢:「エーヴィさん」
エーヴィ:「なんだい?」
綾織 枢:「君は僕達と仲良くなりたい……と思ってくれているかな?」
エーヴィ:「そうだね。ボクは君たちと会ってまだ間もない」
エーヴィ:「『まだであったばかりだから、どんなひとか、わかってないけど、嫌ってはいない』かな」
綾織 枢:「そう。ならば、少し面倒な話かも知れないが……」
綾織 枢:「僕達はね。結構な、長い時間を共にしてきた」
綾織 枢:「それはつまり、お互いの〝ここまでは良い〟〝ここからは駄目だ〟を、今さら多くを言わずとも見極められるってことだ」
エーヴィ:「うん。君たちの間には確かな絆を感じるよ」
綾織 枢:「ああ、そうだろう。……君を僕達の友達として迎え入れることは、僕もやぶさかではない」
綾織 枢:「が」
綾織 枢:僅かの沈黙
綾織 枢:「誰かのものを取ってしまうのはよくない。ドリンクバーの使い方なら教えるから、飲みたいものがあればそう言うといい」
エーヴィ:「なるほど。君の言うことは正しいね。枢」
エーヴィ:「みんな、ごめんね。お詫びと言ってはなんだけど、みんなの分のコココーラを用意するよ」
エーヴィ:そう言って、席を立ちます。
エーヴィ:使い方は知らないが、まあなんとかなるだろう。彼女はそういう生き物だ。
此花朔夜:「……悪い、枢。しんどいとこやらした」
明石 林檎:「……そうね、ありがとう」
綾織 枢:「僕はそういうキャラだからね」
此花朔夜:(エーヴィは鏡……それか照魔鏡……俺ら自身が映る)
綾織 枢:「どれだけ真面目なことを言おうとも、30秒以内に元の状態を取り戻せる」
此花朔夜:「キャラでもなんでも、芯の部分まで意味わからんわけやないやろ」
桜宮ココ:「枢は、やさしい。ありがとう」
綾織 枢:「構わない。好きでやっていることだ──けれど」
綾織 枢:「仲良くするというのは、全部を許すということじゃない」
綾織 枢:「僕はエーヴィさんを心から受け入れたい。だからこそ、彼女には僕達を尊重してもらいたい」
此花朔夜:「……せやな」(胃ぃ痛……)
明石 林檎:「そうね」
桜宮ココ:「……ん」コーラを静かに飲んでいる
綾織 枢:「彼女を仲間はずれにして、僕達だけが仲良くしていればいいと言うなら、そういうことも考えないけれど」
綾織 枢:「せっかく五人で集まって一人を仲間はずれは、君達も面白くないだろ?」
此花朔夜:「……よう分かるわ。ひとまずオレらは仲良し五人組になる」
桜宮ココ:「うん…枢のことも、朔夜のことも、林檎のことも大好きで、特別で、それは変わらない」
桜宮ココ:「だからって、エーヴィにイジワルしたいわけじゃないからね」
明石 林檎:「そういうこと。私たちは私たちらしく彼女と一緒に輪を広げればいい」
綾織 枢:「なら」
綾織 枢:「ひとつだけ君達に聞きたい。さっきのメッセージの内容だけど」
綾織 枢:「彼女に伝えるかい?」
此花朔夜:「微妙やろ……オレはあんまり賛成できへんな」
明石 林檎:沈黙。肯定か、はたまた回答を差し控えるという意思の表れか。
綾織 枢:「ココ」
綾織 枢:「君ならば、どうする」
桜宮ココ:「んんん…伝えても、エーヴィは気にしないだろうとはおもうけど…」
桜宮ココ:「でも…なんかそうやって、きをつかって、なかよくないのになかよくしてるみたいに思われるのはやだな」
桜宮ココ:「別に侵食率とか関係なく、私は私のしたいように行動するし」
桜宮ココ:「まあエーヴィはそこまできにしないかもしんないけど」
桜宮ココ:「なかよくするって、隠し事がないとか、全部伝えるとか、そういうことでもないとおもうし」
綾織 枢:「そうか。……ならば僕も、君達の意見を尊重しよう」
綾織 枢:「積極的に隠すことでもないが、敢えて伝えることはない。〝いつも通り〟だ、と」
此花朔夜:「じゃあ、決まりやな」
明石 林檎:「決まりね」
桜宮ココ:「おお」

GM:シーン中断。情報判定に入ります。

おしながき
・エーヴィについて(情報:UGN/5)
・デミウルゴスについて(情報:UGN/6、情報:噂話/6)
・明石林檎について(情報:噂話5、情報:仲良し四人組/3)

GM:判定技能が複数あるものは、複数あるだけで得られる情報に差はありません。
GM:また、判定に失敗した場合、侵蝕率を+1d10増加させることで再判定が可能です。
GM:判定技能/達成値 となっております。
綾織 枢:では、デミウルゴスについてを情報:UGNで挑戦します
GM:どうぞ!
綾織 枢:コネ:UGN幹部所有なのでダイス+2で
綾織 枢:5dx+3>=6
DoubleCross : (5R10+3[10]>=6) → 8[1,2,2,7,8]+3 → 11 → 成功

綾織 枢:クリア
GM:優秀なチルドレンはコネがある!
桜宮ココ:ではエーヴィについてを情報UGNで調べたいです。社会は1!情報UGNは2!
GM:どうぞ!
桜宮ココ:1dx+2>=5
DoubleCross : (1R10+2[10]>=5) → 6[6]+2 → 8 → 成功

桜宮ココ:よかった~
GM:お見事!
此花朔夜:明石林檎についてを 情報:仲良し四人組で判定します
GM:どうぞ!
此花朔夜:2dx>=3
DoubleCross : (2R10[10]>=3) → 2[1,2] → 2 → 失敗

此花朔夜:ぐえ
GM:えっ
綾織 枢:kimi
GM:し、侵蝕率を上げて再判定とかされます……?
此花朔夜:普通にやったらミスらないと思うので再判定します……
此花朔夜:侵食率 1d10+41
此花朔夜:1d10+41
DoubleCross : (1D10+41) → 1[1]+41 → 42

GM:よし、では再判定!
此花朔夜:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 10[5,10]+10[10]+1[1] → 21

GM:おお回った
GM:では、情報開示!

・エーヴィについて(情報:UGN/5)
①本当に記憶を失っている。自分の名前とレネゲイドビーイングであること以外覚えていない。
②シンドロームは《サラマンダー》《バロール》だが、そのいずれも上手く使いこなせていない模様。

・デミウルゴスについて(情報:UGN/6、情報:噂話/6)
①最強のレネゲイドビーイングを人為的に作り上げ、兵器運用することを目的としていた。
②UGNに敗北した上、先日残党処理を行ったことでほぼ壊滅状態である。
③逃した研究員の中にエーヴィに酷似している少女を連れた者がおり、記憶を無くしたRBを探している。

・明石林檎について(情報:噂話/5、情報:仲良し四人組/3)
①ものごごろ付くころにはUGNにいた生え抜きのチルドレン。
②純粋にパフォーマンスを向上させる領域を半径30m規模で展開でき、それを用いて周囲の支援を行う後方担当。
③性格は非常に真面目であり、仲良し四人組の中ではストッパーを務めている(が、身内に甘いので押し切られることも多々ある)。
④今の関係はかけがえのない宝物だと思っている。
⑤しかし、それと同時に切れることのない枷のようなものであると無意識に感じている。
★この情報公開後、判定に対して《妖精の手》を使用することが可能になります(1ラウンド1回、累計5回まで)。


GM:朔夜のスマホが再び震え、君達は『ホールイーター』からの新たなメッセージを受け取る。
GM:そこに書かれていたのは「エーヴィ」は本当に記憶を失っていること。
GM:そして、壊滅した【デミウルゴス】の研究員に、君達とともにいるエーヴィと似た少女を連れた者がいるということだ。
GM:君達は速やかに情報の共有を済ませた。
明石 林檎:「……どうにもきな臭くなってきたわね」
此花朔夜:「(エーヴィはあそこにおったやつじゃないんか……?)」
桜宮ココ:「さいきょーのレネゲイドビーイング、かっこいいな」
桜宮ココ:「私もさいきょーになりたいな」
綾織 枢:「いろんなセルがいろんなアプローチで挑戦しているテーマ、とは聞くね」
明石 林檎:「貴女は最強よ。ココ」
桜宮ココ:「ほんと!?」
此花朔夜:「……そうなんやろなぁ」
綾織 枢:「バロールシンドローム……空間転移なんかも得意分野だ。壁の中に閉じ込めておけるタイプじゃないな」
桜宮ココ:「だからベッドにいたのか」
桜宮ココ:「なんで私のベッドに転移したんだろう」
此花朔夜:「じゃあ枢の予想の裏付けは出来る訳か」
明石 林檎:「なるほど……?」
綾織 枢:「予想でしかないけれど」
此花朔夜:「ココのベッドに来た理由? なんか、引き合ったんちゃうんか」
綾織 枢:「予想でいいんだったらそれこそ〝サラマンダーだし熱い夜だったんだろうなぁ〟とか」
桜宮ココ:「むむ…熱帯夜は私が起こしているわけではないぞ」
桜宮ココ:「さいきょーといえど気候までは操れないからね」
明石 林檎:「ちょっと、枢!」真っ赤な林檎になる。
綾織 枢:「うーむ。このリアクションの差異」
此花朔夜:「枢、こいつらからかうな」
綾織 枢:「ごめん。割と真面目なつもりだったんだ」
此花朔夜:「林檎にもいろいろあるんやで……なぁ?」
桜宮ココ:「枢は私のポテンシャルをそこまで期待してくれてるのか…」
明石 林檎:「べ、べつになにもないわよ!」ココをちらっと見てすぐに視線を机に戻す。
桜宮ココ:「気候を操れれば、災害を防げるからね…」真剣な顔をして悩んでいます
此花朔夜:(むっちゃあるやん……)
綾織 枢:「けれども、うん」
綾織 枢:「自在に空間を転移するバロール能力と、発火も凍結も自由自在のサラマンダー能力」
綾織 枢:「広域を破壊する〝災害〟としては、ハヌマーンと並んで怖いシンドロームじゃないかな」
此花朔夜:「取扱注意ってやつやな」
桜宮ココ:「林檎の顔があついのは」手を伸ばし、林檎の頬に手を添える。
桜宮ココ:「エーヴィのせいかな。それとも私のせいかな」
綾織 枢:「……ココ、君ねぇ」
GM:さて、そんなこんな話をしていると。
エーヴィ:「やあ、おまたせ。なんのはなし?」お盆を借りたらしく、それにコーラを5つ載せて戻ってくる。
此花朔夜:「ココ、ホンマに……」
明石 林檎:「…………なんのはなしでもない」頭から湯気をだし、誰も聞こえないような声が漏れだした。
此花朔夜:「まぁ、友達の話やわ」
綾織 枢:「ココが最強だって話さ」
エーヴィ:「わあ、ココは最強の友達だもんね」
此花朔夜:「オレらでもかなわん」
桜宮ココ:「ほ?」枢と朔夜を不思議そうに見つめて、エーヴィをみてにーっと笑う。
桜宮ココ:「コーラ、ありがとー!はじめてなのに、こんなにいっぱい、えらいね」
エーヴィ:「ははっ、ありがとう」にーっと笑い返す
此花朔夜:「おおきにな。枢、お前の分」
此花朔夜:「あと林檎も」
エーヴィ:「ココ、枢、朔夜、林檎。そして、ボクの分! みんな同じさ」
綾織 枢:「ありがとう。コココーラはそのうち世界シェア上位を獲得するだろう」
桜宮ココ:「んふふ!私がさいきょーだということがどんどん広まっていく」
桜宮ココ:「コココーラが世界を制する日もちかいな」
此花朔夜:「……ならまず製品化からやな」
エーヴィ:「ココ、世界を制するのかい? すごいね、サイン貰っとこうかな」
桜宮ココ:「おお…サインのれんしゅうしなきゃ」
桜宮ココ:「でも製品化とかは、面倒だな」
明石 林檎:「貰っておきなさい。いつかきっとココはすごいことをするのよ」
桜宮ココ:「そもそも私コーラに関わってないからね」
綾織 枢:「……………………」
此花朔夜:(言えてるわ……)
綾織 枢:「……朔夜」
此花朔夜:「……なんやねん」
綾織 枢:「彼女に酷似した少女を連れて歩く、デミウルゴスの残党と」
綾織 枢:「その残党が探している、〝記憶を無くしたレネゲイドビーイング〟」
綾織 枢:「施錠された部屋から消えていた姿。エーヴィはバロールシンドロームを所有する」
綾織 枢:「僕達、お互いにチルドレンとしてそこそこ長いだろう?」
此花朔夜:「そうやな」
綾織 枢:「どう思う」
此花朔夜:「……オレはお前ほど優秀やないけど」
此花朔夜:「状況見ればどこにどうピースがハマるかは分かる……エーヴィはつまり、そういうこと、ちゃうんか?」
綾織 枢:「……僕と君とが、色々逆だったら良かったのにね」
此花朔夜:「何でそう思う」
綾織 枢:「僕が女で、誰かを倒せる力が有って」
綾織 枢:「君が男で、誰かを守る力を持っていたら」
綾織 枢:「お互いに苦労がもう少し少ない人生だったんじゃないかな」
此花朔夜:「……アホ。どんな形でも大なり小なり苦労はあるわ……オレは枢がオレがしてきたような苦労をするんが嫌や」
此花朔夜:「……それじゃ、あかん?」
綾織 枢:「これから君が余計な苦労をすると思うと、あまり良くないね」
此花朔夜:「……じゃあ、そん時は気の利いた慰めの言葉でも考えといてくれ」
此花朔夜:「そん時やったらいつもの冗談も笑ったるわ」
綾織 枢:「難しいことを言ってくれる」
綾織 枢:「……そうだなぁ、慰めの言葉か」
此花朔夜:「信頼してんで」
綾織 枢:「ありがとう。……なら、先んじてこう言っておこう」
綾織 枢:「誰も悪くない」
此花朔夜:「……おおきに」
綾織 枢:「誰も悪くなかったんだよ、朔夜」
綾織 枢:「ただちょっとだけ、みんな子供なんだ。それだけさ」
此花朔夜:「うん……うん……おおきにな……枢」
此花朔夜:「せやな……」
此花朔夜:「うん。腹決めた」
綾織 枢:「任せた」
綾織 枢:多くは言わず、コップの中身を一気に飲み干して
綾織 枢:「炭酸強っ……」軽くえずいた。
此花朔夜:静かに左手首に巻かれたチェーンの先の砂の入っていない砂時計のストラップを見る
GM: 
GM:シーンカット
GM:ロイス取得および購入判定が可能です。
GM:なお、現在のNPは31点。こちらはPC達の共有財産点として扱えます。
桜宮ココ:つ…つよ!!
綾織 枢:明石 林檎 ○親近感/憐憫 でロイスを取得……購入は変わらずクリスタルシールド目標25
綾織 枢:3dx+4>=25
DoubleCross : (3R10+4[10]>=25) → 8[4,5,8]+4 → 12 → 失敗

綾織 枢:共有財産などと言うものがあるなら……自前の財産点全部使ってクリスタルシールド購入! 装備!
桜宮ココ:大切な存在 此花朔夜 〇誠意/恐怖 でロイス取得!購入は応急手当セット、目標値8
桜宮ココ:1dx>=8
DoubleCross : (1R10[10]>=8) → 7[7] → 7 → 失敗

桜宮ココ:惜しいけどそこまでほしいわけでもないから…見送り!
GM:共有財産ですよ……ふふふ……
此花朔夜:明石林檎 〇同情/不安でロイスを取得 購入は応急手当キット
此花朔夜:2dx>=8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 10[2,10]+9[9] → 19 → 成功

GM:お見事!

◆ミドル③ 情報収集パート  ◆


GM:全員登場!
桜宮ココ:1d10+53
DoubleCross : (1D10+53) → 5[5]+53 → 58

綾織 枢:登場侵蝕 綾織 枢の侵蝕率を5上昇(侵蝕率:45->50)
此花朔夜:1d10+42
DoubleCross : (1D10+42) → 4[4]+42 → 46

GM:N市・貸し切り遊園地

GM:君達は『ホールイーター』の指示を受け、UGNが管理する”元”テーマパークに来ていた。
GM:ここは元々廃園予定だった遊園地をUGNが買い取ったものであり、こうして時折チルドレンに開放しているのだ。
GM:健康な身体に健康なレネゲイドは宿る。
GM:適度にストレスを発散することで、自分の体と心を適切な状態に維持することができるだろう。
GM:これは任務である。遊びではない。
GM:――――というのは建前。
GM:さあ、君たちの細胞は沸き立っているぞ!
GM:この一日、一瞬を――遊び倒せ!

【アトラクション】
・観覧車
 この遊園地で一番大きな建造物と言えば――そう、全高50mを誇るこの大型観覧車だ。
 色とりどりの果実を模ったゴンドラは、君たちに最高の眺望を提供することだろう。
 それはゆりかごに揺られるような穏やかな時間。

・ジェットコースター
 高く高く頂きを目指すそれは竜の背。
 君たちは雲を突き抜け、蒼穹に座す太陽に挨拶と別れを告げるだろう。
 それは一陣の風。果たしてどのような景色を写すのか。

・お化け屋敷
 人間の本性は恐怖によって顕現される。
 中では自動人形が迎えてくれるだろう。生きているのも、壊れているのも平等に。
 普段は冷静な彼も、気配り上手な彼女も、ここでは誰もが平等に――――「ねぇ、待ってるよ」
 それは恐怖。万物に与えれれる平等の感情。

・メリーゴーランド
 オルゴールの音色に合わせてお馬さんが上下にゆらりゆらり。
 煌びやかな装飾に囲まれたそこは、夢と幻想を抱く箱庭。
 それは奇跡。煌めきのひと時をあなたは手に入れる。

エーヴィ:「ここが遊園地なんだね。テンションってやつが上がるなぁ」
桜宮ココ:「ゆうえんち!!!!!」
桜宮ココ:「何…っ、何ットコース…ジェット…ジェッ…何乗る!?」
明石 林檎:「ふふっ、楽しいのよ。……概ねね」アンニュイな視線を向ける先はジェットコースター。怖いは苦手である。
綾織 枢:「さあ葛藤の時間だよ」
綾織 枢:「隣でココのテンション最高潮、上気した頬や輝く笑顔をまじまじと観察するか」
此花朔夜:「いうてココはジェットの目やけどな」
綾織 枢:「それとも地上からココの楽しげな声を聞くだけで終わらせるのか」
綾織 枢:「今夜のご注文はどっち?」
明石 林檎:「くっ……! あの笑顔には変えられない……!」
此花朔夜:「……うまい事誘導してココの隣になるようにするわ」
桜宮ココ:「はわわ……はわわわわ……ジェットコースター!!!!!!」テンション上がりすぎてジェットコースターに向けて走り出す。
エーヴィ:「あ、まてー!」ココの後を追いかけて走り出す。
此花朔夜:「こけるぞー」
明石 林檎:「いつもありがとうね。枢、朔夜」
綾織 枢:「やれやれ」歩いて追いかける。
桜宮ココ:「近くでみるだけだがー!?」叫んでいる
此花朔夜:「礼やったら俺はエエ。枢に二人分言うといて」
此花朔夜:「いま行くから待たんかー! 本気出したらオレのほうがはやいんやぞ」
明石 林檎:「枢、ありがとうね」改めて、こっそりとそう告げる。
此花朔夜:「……ええって」
綾織 枢:「チャンスだろう」
此花朔夜:「なんの?」
綾織 枢:「僕達をあまり焦らさないよう、きっちり今日で射止めるように」
明石 林檎:「い、射止めるとかそんなんじゃないから!」ダッシュでこの場から離脱する。
綾織 枢:「……本気なんだけどなぁ」
此花朔夜:「……なんかアシストしたらんと厳しいやろ。自分からは吐かんぞあれ」
綾織 枢:「そうは言うけれどもね」
綾織 枢:「結局、ココについていけるのは林檎だけだろう」
此花朔夜:「太陽は向日葵が自分の方向いてるって知らんもんやからなぁ」
綾織 枢:「気付いて貰わないと困る、ココの為にも」
綾織 枢:「僕達はもう17歳だ。もう子供じゃあない」
此花朔夜:「……全くやわ」
綾織 枢:「ココのあの性格はきっと、彼女の美点なんだけど」
綾織 枢:「彼女が大人になって、僕達と一緒に居られなくなった時」
綾織 枢:「十年が過ぎて、二十年が過ぎて、三十年が過ぎた時。まだ美点と言えるのか」
綾織 枢:「……林檎にはココが必要だし、ココにも林檎が必要なんだ」
綾織 枢:「僕は、そう思うよ」
此花朔夜:「……オレもそう思うてるわ。分かり切ったこと言うてもうたわ」
GM:さて、話も一段落したところで、君達はジェットコースターに到着する。
GM:どうやらエーヴィの身長制限もなんとかクリアしたようで、スムーズに搭乗まで行けるだろう。
GM:竜の背中を模したジェットコースターは、一台のカートにつき二人載り。
GM:さて、決めようか。誰と誰が一緒になるのか――!
桜宮ココ:「ハア…ハア…ジェットコースター!!!」完全にジェットコースターに興味が100%いってます
エーヴィ:「これは三人並ぶと窮屈そうだね」
綾織 枢:「そう。つまり誰が孤独を背負うかの戦いだ」
桜宮ココ:「いちばんまえのる!」
此花朔夜:「別にオレが背負ってもいいけど」
桜宮ココ:「いちばんまえのる!!!!!!!!!!」
明石 林檎:「そうね……エーヴィ、あなたは誰と乗りたい?」彼女の瞳をじっと見つめる。
エーヴィ:「ボクはみんなの後ろが良いな。みんなの姿が見えたら面白そうだし」
桜宮ココ:「通だね!ジェットコースターはえんしんりょくのもんだいで後ろの席のほうが落下する感じがつよくなる」
桜宮ココ:「つまりうしろのほうがこわい」
明石 林檎:「あら、そう……」ゆっくりと、一番前を向く。一番前。
桜宮ココ:「でも私は一番前がいい!!!!!!かっこいいから!!!!!!」
綾織 枢:「僕は程々を希望しよう。真ん中で」
此花朔夜:「……余ったとこ座るわ」
桜宮ココ:「林檎一番前乗ろ!前の方が怖くないから」
明石 林檎:(『僕達をあまり焦らさないよう、きっちり今日で射止めるように』)
明石 林檎:「わ、わかったわ! 一番前ね! 仕方ないわね!」
此花朔夜:(射止めろのジェスチャー)
桜宮ココ:「ジェットコースターのすわりごこちを…たしかめるだけだが!?」林檎の手をひいて、最前列に向かいます
明石 林檎:「きゃっ! こ、ココ!」帽子を押さえ、一緒に向かう。
エーヴィ:「はっはっは、やっぱり楽しそうだ」ちょこんと三台目へ
桜宮ココ:「帽子は飛んじゃうからとったほうがいいよ!足元においておくと飛ばないよ」
明石 林檎:「あ、ありがとう。ココは優しいわね」
此花朔夜:「……ジェットコースター考えた奴ってどういう精神状態やったんかな」二台目へ
桜宮ココ:「そうかな!?ありがとう!一緒にジェットコースター乗ってくれる林檎のほうが優しいとおもう!」
明石 林檎:「も、もう!」いつも通り赤色に染まる。
GM:それでは、君達が乗り込んだジェットコースターがゆっくりと動き始める。
GM:ガタン。ガタン。
GM:カートが徐々に徐々に高度を増していく。
桜宮ココ:「…林檎、だいじょうぶ?無理しなくてもいいんだよ」
此花朔夜:(人を殺す高さやん……)
明石 林檎:「大丈夫よ。前だけを向いていれば大丈夫なの」
GM:ちらりと地上を見れば、先ほどまで一緒にいた地面が恋しくなるほどの高さに至っていることに気付けるだろう。
GM:そして――――

ヒュ ッ


GM:君たちの視界は急転直下する。一瞬で世界が目まぐるしく変化し、世界は回転し、カートは飛び跳ねる!
此花朔夜:「ひぅ……」
桜宮ココ:「にゃははははは!!!!たーーーまやーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」
明石 林檎:「きゃああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
GM:君達はオーヴァードだ。だから大丈夫。
綾織 枢:「ぉおおぉおぉおおぉおぉぉぉぉおぉ──」喉奥から押し上げられたような声
GM:いろんな基準を超えたジェットコースターを楽しんでくれ!
此花朔夜:(ジェットコースター考えた奴はミンチにする……)声にならない
エーヴィ:「あはははは! これたのしいね!!」
桜宮ココ:「うおーーーーーっ!!!!!ジェットコースターがんばれーーーーーーー!!!!!!」
GM:右に揺れ、左に折り返す。連続のヘアピンカーブ。声援に応えようと、ジェットコースターもいつもより激しく加速する!
綾織 枢:「これ実はEXレネゲイドだったりしないー!?」
此花朔夜:(お、落ち着け……心拍数を数えるんや……)
GM:さあ、前方をご覧ください。本遊園地が自慢のダブルループでございます(途中でレールが消えて”ふわっ”とするやつ)。
GM:例え願っても止まることは無いでしょう。ジェットコースターは最高速度を維持したまま、それに突っ込む!
桜宮ココ:「ひゃーーーーー!!!!!!!!!柔軟剤使ってるーーーーーーーー!?」ふわっとしたので興奮している
GM:お代は見ての歓声と――――
此花朔夜:(110……120……あかんフロアぶち上げられるくらいの拍数になってきた……!)
明石 林檎:「いやあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」ふわっとしたのでちょっとまてもうやだ無理無理無理怖いよ助けてココ
綾織 枢:「……うーむ。にぎやか」
GM:――――心からの悲鳴でございます。
GM: 
GM:ゆっくりと、ジェットコースターは停止する。
GM:『おかえりなさい』君たちを迎えるのは録音された声。優しい笑顔が浮かぶような、そんな穏やかな声色だ。
桜宮ココ:「あーたのしかった!生まれ変わったらジェットコースターになりたい!」
明石 林檎:「……………………二度と乗らない」半泣きである。
此花朔夜:(何がおかえりや……地獄に送るぞ……)頭が痛い
桜宮ココ:「んむ…じゃあ生まれ変わったらジェットコースターになりたくないな」
桜宮ココ:「林檎に逢えないのは、やだから」
明石 林檎:「っ! …………ココだったら、ジェットコースターになっても乗りに行ってあげるわよ」ぽつりとつぶやく。
綾織 枢:「はー……」
エーヴィ:(人間ってすごいなぁ)
此花朔夜:(健気やな……)
綾織 枢:「爆ぜろ」
此花朔夜:「……心にしまっとけ」
桜宮ココ:「ほんとぉ?でも困らせるのはやだな」
綾織 枢:「ごめん、ついうっかり」
此花朔夜:「どんなうっかり……あかん、しんど……」
エーヴィ:「大丈夫だよ、ココ。林檎はきっと会いに来てくれるさ」
エーヴィ:「だって、こんなにも君たちの絆は美しいんだから」
桜宮ココ:「んふふう」
桜宮ココ:「きっと林檎は会いにきてくれるとおもう。そう言ってるから。でも、せっかくなら会って嬉しくなって欲しいから」
桜宮ココ:「ジェットコースターは就職希望にださないでおく!」
エーヴィ:「あらあら、振られちゃったね。ジェットコースター」
明石 林檎:「……」

GM:シーン中断。情報判定に入ります。

おしながき
・エーヴィについて2 (情報:UGN/7)
・赤色の少女について(情報:UGN/10、情報:ハッキング/9)
・明石林檎について2(情報:噂話11)

桜宮ココ:エーヴィについて2を調べます。
GM:どうぞ!
桜宮ココ:1dx+2>=7
DoubleCross : (1R10+2[10]>=7) → 8[8]+2 → 10 → 成功

桜宮ココ:やった!!!!!!!!
GM:おめでとう!
綾織 枢:林檎についてを情報:噂話で……コネが無いんだよな
綾織 枢:3dx+2>=11
DoubleCross : (3R10+2[10]>=11) → 6[3,5,6]+2 → 8 → 失敗

GM:おしい
綾織 枢:ここは共有財産点から3を使わせてもらいたい……!
GM:おーけー!
GM:ではクリアだ!
此花朔夜:赤色の少女についてをハッキングで一応砂の加護も入れます
此花朔夜:3dx+3
DoubleCross : (3R10+3[10]) → 5[2,3,5]+3 → 8

GM:おしい!
此花朔夜:これしっぱいでは
GM:《妖精の手》入れます?
綾織 枢:共有財産1という手も
桜宮ココ:そうですね、このシーンたぶん他にダイスロールないとおもうし
綾織 枢:そうか、ラウンド1回だし後にあんまり残しても意味無いな
桜宮ココ:まあ1てんだから共有財産でもいいと思いますが!
此花朔夜:1ですし共有財産から払います(また稼ごうの気持ち)
GM:おっけーです。《妖精の手》も上限5回あるもんね。
GM:では全開放! おめでとう!

・エーヴィについて2 (情報:UGN/7)
①【永遠】のレネゲイドビーイング。
②情報を保存する媒体としての永遠。オリジン:サイバーが本来の姿。
③デミウルゴスより奪取した情報を解析すると、彼女と相似の関係にある人工レネゲイドビーイングが存在した記録が発見された。
④所持エフェクト《ブリザードブレス》
⑤所持Dロイス『究極のゼロ/アブソリュート・ゼロ』

・赤色の少女について(情報:UGN/10、情報:ハッキング/9)
①赤色の少女を連れてエーヴィを探している研究者のコードネームは『プラトン』。シンドロームは《ハヌマーン》が確認されている。
②赤色の少女はデミウルゴスによって作られた不老不傷の人工レネゲイドビーイング。名を「ヒカイト」。
③ヒカイトはエーヴィと融合し、彼女を最強の兵器に作り替える能力を持つとされる。
④ヒカイトは過去にエーヴィとの融合を試みたものの、UGNの襲撃に合い不完全に終わっている。
⑤エーヴィと同化する行程で、彼女が持つ記憶などの不純物をほぼ奪い取っている。
⑥融合後のカタログスペックは対国兵器。都市やら国やら文明やらを仮想的としている。

・明石林檎について2(情報:噂話11)
①宝物と天秤にかけられる感情がある。
②誰にも言ったことは無いが、ずっと昔から好きな人がいる。


GM:ジェットコースターに始まり、君達はおおよそ人間向けとは思えないアトラクションを満喫していた。
GM:残されたのは観覧車。大トリにふさわしい舞台である。
GM:だがしかし、準備は必要だ。万全のコンディションで臨むとしよう。ということで、エーヴィと林檎はお花を積みに行きました。
GM:残されたのは三人。仲良し三人組。話題の水で咲く花は――――?
綾織 枢:「ココ、まずは座りなさい」
綾織 枢:ベンチを指差す。
桜宮ココ:「ほ?」
桜宮ココ:不思議そうな顔をしながらも、言われるがままにベンチに座る。
桜宮ココ:「座った!」
此花朔夜:「ええ子やな」
綾織 枢:「よし」
綾織 枢:「ちょうどいい機会だ。君に聞きたいことがある」
桜宮ココ:「んぉ……なんだろう」
綾織 枢:立ったまま横を見て、「……直で聞いてしまっていいかな」
此花朔夜:「ええやろ、ココはストレートに言うた方がええ」
桜宮ココ:「私にはマネージャーいないよ」
綾織 枢:「ならば、今日は友人としての遠慮は無く」
綾織 枢:「……ココ。君は林檎からの好意をどう思ってるんだい」
桜宮ココ:「ほ?」
此花朔夜:「…………知らんか?」
桜宮ココ:「……?んん……仲良くしてくれて、好きでいてもらえるのは、とてもうれしい」
桜宮ココ:「んんん…?そういうことじゃないの?」
綾織 枢:「これは本当に真面目な話なんだけど」
綾織 枢:「君が僕達全員に向ける〝すき〟」
綾織 枢:「僕や朔夜が君に向ける〝すき〟と、林檎が君に向けるそれが、本当に同じだと思う?」
此花朔夜:「特別なソレが世にはあるんやで」
桜宮ココ:「……私の好きは、みんなの好きとは、ちがうのかもしれない」
桜宮ココ:「……でも、私じゃない人が、私のこと、好きだとおもってくれるきもちが違うかどうかは…わからない」
桜宮ココ:「私は……私しかやったことないから」
綾織 枢:「わからない、で済ませちゃ駄目だ」
綾織 枢:「それが許されるのはきっと、僕達が子供でいられる間だけなんだ」
此花朔夜:「大丈夫、ココやったらその先にいける」
桜宮ココ:「んん………」
桜宮ココ:「困らせているのかな、林檎のこと」
綾織 枢:「……どうだろう。寧ろ僕の勝手が、ココを困らせてるのかも知れないけれど」
綾織 枢:「でもね、ココ。……例えば君、高校を卒業したらどうするつもりだい?」
桜宮ココ:「枢は優しいから、誰かのためを思って私にこういう話をしてくれてるんだってこと、わかるよ」
桜宮ココ:「ちゃんと、わかるよ」
桜宮ココ:「んん……高校卒業したら……どうなんだろう……」
桜宮ココ:「大学……?んん……就職……んんん……就職かなぁ……」
桜宮ココ:「雇ってくれるとこあるか、わかんないけど……」
綾織 枢:「朔夜は?」
此花朔夜:「オレは……正直、ケジメつけんとアカンとは思う」
此花朔夜:「ただ、現状オレとか枢がこうやってココに話さんとあかんのは林檎自身が一歩踏み出せんかったツケでもある」
綾織 枢:「……君はいつも、自分のことより他人のことだ」
綾織 枢:「もう少し自分の未来に展望を持ってもいいんじゃないか?」
此花朔夜:「……言うなや」
綾織 枢:「言うよ。今日は言う為の日だ」
綾織 枢:「だから、こういうことも言う」
綾織 枢:「もし林檎に、同じように将来の展望を訪ねたら──彼女はまず、ココに訊くんじゃないかな」
此花朔夜:「未来の展望って言うんやったら、オレに夢はない。ずっと昨日みたいに切った張ったして生きるんやろ」
此花朔夜:「オレの未来の話しても、迷惑やろ」
綾織 枢:「僕が訊きたい」
綾織 枢:「それじゃ、嫌?」
此花朔夜:「そんなん……嫌や……ないけど……」
此花朔夜:「オレは正直、パソコンいじりと刺し合いしか知らん」
桜宮ココ:「そうだよ……それじゃ、ダメなのかな」
桜宮ココ:「みんな、おたがいのこと想いあって……学校とか、職場とかはちがくっても……何か荒事があったら一緒にやって」
桜宮ココ:「それじゃ……ダメなのかな」
綾織 枢:「ダメじゃないけど、きっとそれは無理だ」
此花朔夜:「……オレら全員が身の振り方を考えんとアカン」
綾織 枢:「……僕の話をしてなかったね。僕はホワイトハンド──UGNの医療班に進むつもりだ」
此花朔夜:「……そんなん、知らんかった」
綾織 枢:「僕の能力は決して強いものじゃない。今までのように、少数で前線に赴いて調査をする立ち回りはきっと、何処かで限界が来るだろう」
綾織 枢:「幸いにも僕の場合、医師免許を取らずとも、能力による治療は出来る。……とは言っても、全く人体について勉強しない訳にもいかない」
桜宮ココ:「……枢は、つよいよ。いてくれるだけで、がんばれるよ」
此花朔夜:「……なんやねん。一人で大人になりやがって」
綾織 枢:「誰かを頑張らせるだけじゃダメだよ、ココ」
綾織 枢:「それにね、朔夜。僕達は急に大人になった訳じゃない」
綾織 枢:「昔、僕と朔夜は同じ服を着られただろう。いつからか、丈も肩幅も合わなくなった」
綾織 枢:「朔夜」
此花朔夜:「……やめろ言うな……オレが一番、分かってる……」
綾織 枢:「君も、いつまでもその学生服を着てはいられない」
此花朔夜:「アタシやってわかってるよ!」
桜宮ココ:「朔夜……」
此花朔夜:「ずっと、ずっと……これしか知らん! これで……! これが此花朔夜や。そうせんと頭がおかしなる……!」
此花朔夜:「なぁ、枢……もう隣立てへんの? アタシが後ろにつかされんの? 女になって、それしか知らんやり方取られて……それでアタシはどうなるん……!」
綾織 枢:「……………………」
此花朔夜:「無理でもなんでも、これで行くしかないねん……」
綾織 枢:ごく、と喉が動いた。
綾織 枢:他の二人に比べて、少し張り出した喉。
綾織 枢:「白衣、というのはどうかな」
此花朔夜:「……やから言うの嫌やねん……こんなん、あんたらには重すぎる荷物やろ……?」
此花朔夜:「白衣……?」
綾織 枢:「ああ」
綾織 枢:「刺し合いを忘れろとは言わない。パソコンいじりはきっと、趣味でも仕事でも使えるだろう。けれど」
綾織 枢:「その学生服を脱いだ後、身に纏う服が分からないというのなら」
綾織 枢:「僕の隣で、僕と同じように、白衣に袖を通してみないか」
綾織 枢:「……そう誘ってるんだ」
此花朔夜:「……なにそれ、枢と一緒やん」
此花朔夜:「……」
綾織 枢:「嫌かい?」
此花朔夜:「……ええよ、嫌やない」
綾織 枢:「良かった」
此花朔夜:「そんな言い方せんといてや。人ひとりの人生、いじるくせに」
綾織 枢:「ごめん」
綾織 枢:「……本当にその通りだ。君の能力は戦う為のもので、治療能力じゃない。きっと僕よりも多くのことを学ばないといけないだろう」
此花朔夜:「ええよ……今日は『アタシ』の此花朔夜に免じて許したげる」
綾織 枢:「ありがとう」
綾織 枢:「……本当のことを言うと。君のツッコミが飛んでこないと、僕は調子が出ないんだ──」
桜宮ココ:「そ…そこに、私や林檎はいちゃだめなの?」
桜宮ココ:「『みんな』でいっしょじゃだめなの?」
綾織 枢:無表情の少年が、ほんの少しの照れ笑いを浮かべて、
綾織 枢:それから、桜宮ココの隣、ベンチに腰を下ろす。
此花朔夜:「……それは『オレ』がいくらでも突っ込んだる」
此花朔夜:桜宮を挟むように座る
綾織 枢:「ココ」
綾織 枢:「僕は言ったよ」
綾織 枢:「決めたし、伝えた」
桜宮ココ:「んぇ……?」
綾織 枢:「だからと言う訳じゃないけれど、君も決めて伝えるべき時期なんじゃないかな」
綾織 枢:「僕達は友達同士だけど、友達ならずっと一緒にいなきゃいけない訳じゃない」
綾織 枢:「ずっと離れられないようにひとを縛るものはね、絆じゃなくて鎖だ」
綾織 枢:「……君が望むと望まないとに関わらず」
綾織 枢:「君は今、林檎を繋ぐ鎖になっている」
桜宮ココ:「…………」
桜宮ココ:「鎖………」
此花朔夜:「……まぁ取り乱したオレから言うと」
此花朔夜:「そんなに小難しく考えんでもココの心に従ったら決まるんとちゃうか?」
桜宮ココ:「私は……『みんな』で一緒に……いたいよ」
桜宮ココ:「朔夜のことも、枢のことも、林檎のことも、好きだよ」
綾織 枢:「僕達の世界は、四人だけで出来てるんじゃないんだ」
綾織 枢:「『みんな』はこれからもきっと増え続ける。エーヴィのように突然に現れるのかも知れないし」
綾織 枢:「もしかしたら、自然に仲良くなって、気付いたら隣にいるかも知れない」
綾織 枢:「君ひとりが連れていくには多すぎる『みんな』と、君は出会う筈なんだから」
綾織 枢:「……だから、今のうちに優先順位を決めちゃえってこと」
桜宮ココ:「順位とか……私には……決められないよ………」
桜宮ココ:「枢は……朔夜がいちばんだいじなんだね」
桜宮ココ:「それは……『いいこと』だとおもう」
桜宮ココ:「寂しくないわけじゃないけど」
桜宮ココ:「でも……私が誰かを選ぶとかは……できないよ……」
綾織 枢:「じゃあ、予行演習をしよう」
綾織 枢:「この後、観覧車に乗る訳だけど。君、誰と乗る?」
桜宮ココ:「観覧車は、ただまわってるだけで」
桜宮ココ:「おもしろいものじゃない……っていってるひとが犯人の推理ゲームがあった」
桜宮ココ:「私もまあ、そうだなとおもうけど」
桜宮ココ:「林檎はたぶん、こういうのよろこぶから」
桜宮ココ:「一緒に乗ったら楽しいとおもう」
綾織 枢:「なら、君から誘うと良い。僕はもちろん──」
綾織 枢:すっ、と立ち上がって、ベンチの前を歩き、
此花朔夜:「せやな、そやったらちゃんと誘ったげ」
綾織 枢:「朔夜、一緒に行こう」少しばかり仰々しく、絵物語の騎士のように手を差し出す。
此花朔夜:「……それ、本気で言うてるん」
綾織 枢:「今日は珍しく本気の日だ」
綾織 枢:「明日同じことを言ったら疑うといい」
此花朔夜:「……ん。じゃあ握ったる……明日も同じこと言うて、ええで?」
此花朔夜:手を握り、立つ
綾織 枢:「明日は明日用の口説き文句を選びたいな」
綾織 枢:「……目の前で散々、甘ったるいやりとりを見せられたフラストレーションもあるからね」
綾織 枢:手を軽く引いて歩き始めながら、
綾織 枢:「先に行くよ、ココ」
此花朔夜:「オ……アタシ、ちゃんとギャルゲーの知識もあんねんからな! テンプレでは……ときめかんから、な……」
此花朔夜:「……悪い、先行く……ちゃんと、決着付けろよ」
綾織 枢:「うーむ、仮想現実とのデート経験は豊富な相手か……これは難敵だ」
綾織 枢:「どうにかフィクションに負けないくらいには頑張るとしよう」
桜宮ココ:「んん………」その様子を、ぼんやりと見つめることしかできなくて。
此花朔夜:「は、励めよ……現実はアンタがはじめてやけど」
桜宮ココ:「……私は、『選べない』よ……『選んじゃ、いけない』んだよ……」
桜宮ココ:ぽつりとつぶやいた言葉は、風にかききえるだろう。
桜宮ココ:…私は、「いじょうしゃ」だから。
桜宮ココ:人とはちがうらしい。行動も、考え方も。
桜宮ココ:だから、そんな私にかまってくれる、『みんな』はなにより大切で。
桜宮ココ:私は『選ぶ』立場にない……『選んでもらう』側だから。
桜宮ココ:ずっとずっと、選んでもらいたかったけど……
桜宮ココ:それが、許されないのは……仕方がないと思うし。
桜宮ココ:林檎か……私みたいな『いじょうしゃ』を、いちばんにえらんでしまうのは……
桜宮ココ:いけないことだ。
桜宮ココ:それは、あまりにも、林檎が可哀相だから。
桜宮ココ:私が林檎を縛る鎖なら。
桜宮ココ:解き放ってあげないといけない。
桜宮ココ:林檎は、抱えきれないほどたくさんの『みんな』と出会うはずなんだから。
桜宮ココ:本当は、
桜宮ココ:気づいてた
桜宮ココ:自分の「好き」が、林檎にだけ違うこと
桜宮ココ:だけど、そんなこと、許されちゃダメだから。
桜宮ココ:みんなおなじに好きじゃなきゃダメだよ、
桜宮ココ:私は「仲良くしてもらってる」立場なんだから……
桜宮ココ:……だけど、少しだけ……
桜宮ココ:観覧車で、林檎をひとりじめするくらいは……
桜宮ココ:ゆるされても、よくないかな……?
明石 林檎:「ココ?」
GM:戻ってきた林檎とエーヴィ。
GM:エーヴィは二人を一瞥し、言葉を閉まって、微笑みを浮かべる。
GM:彼女はそそくさと観覧車の方へ向かっていった。
GM:残された林檎は、ココの目線に合わせて語り掛ける。
明石 林檎:「ねえ、ココ。なにかあった? 浮かない顔をしてる」
桜宮ココ:「……枢と、朔夜が、観覧車いった」
桜宮ココ:「おいてかれた」
明石 林檎:「えっ」言外の意味を悟る。
明石 林檎:「…………」
桜宮ココ:「でも、ちょうどよかったのかも」
桜宮ココ:「私も、林檎と観覧車乗りたかったから」
明石 林檎:「そ、そうなんだ」てれてれ
桜宮ココ:「観覧車は……」
桜宮ココ:「ちょっとずつ景色がかわるだけで、それなら写真でもいいじゃんって思ってたけど……」
桜宮ココ:「林檎となら、楽しいと思うから」
明石 林檎:「ココ……」
桜宮ココ:「いこ」優しく手をとって、観覧車へ向かいます
明石 林檎:「!」
明石 林檎:「……え、ええ。行きましょう」優しい手に引かれ、その優しさに惹かれていく。
桜宮ココ:「変わんないといけないのかな」
桜宮ココ:「枢、医療系いくんだって。たぶん、朔夜も」
明石 林檎:「そうなんだ」なんとなく、腑に落ちる。
明石 林檎:「良いことね。枢の能力はきっと多くの人を助けるわ。朔夜はまあ頑張れるわよ」
桜宮ココ:「林檎、足元気を付けてね」観覧車に乗り込むとき、ぎゅ、と一際握る手に力を籠める。
明石 林檎:「……? ええ、ありがとう」
桜宮ココ:「観覧車って、ゆっくりだよね」
明石 林檎:「そうね。落ち着いていて、良いところ」
桜宮ココ:「ちょっとずつ、景色が流れてく」
明石 林檎:「うん。穏やかに世界を小さくし、見えるものを彩っていく」
桜宮ココ:「私はせっかちだから、すぐ動かないじゃんって思っちゃうけど」
桜宮ココ:「確実に動いてて……」
桜宮ココ:「景色は変わってて……」
桜宮ココ:「最後には元に戻るけど、そこだって一周ぶんの時が流れてて、おなじ場所には戻ってこない」
明石 林檎:「季節と同じね。同じものが来ているはずなのに、毎年違う感想を抱くもの」
明石 林檎:「……退屈?」くすり。と、微笑んで。
桜宮ココ:「全然退屈じゃないよ。林檎といっしょだから」
桜宮ココ:「観覧車って、林檎に似てるし」
桜宮ココ:「いつも傍に居るのに……同じ林檎は、一秒だって存在しないから」
桜宮ココ:「私の世界を……彩ってくれる」
明石 林檎:「そんなことないわ。彩るのはいつだって、貴女よ。ココ」
明石 林檎:「貴女が笑っていてくれるから、私は前を向いてられるの」
桜宮ココ:「おお。……私は、林檎がいてくれるから、笑えるんだよ」
桜宮ココ:「でも、林檎の役に立ててるなら、よかった」
明石 林檎:「ふふっ、そしたら私たち一緒にいたらさいきょ……」言いかけて、恥ずかしくなってやめる。
明石 林檎:「……こほん」わざとらしく咳払い。
桜宮ココ:「うん、さいきょー!」嬉しそうに笑いかける。
明石 林檎:「そう、最強。だから、ココは私の友達でいてね?」
明石 林檎:譲れない思いなんて、抱えたまま沈んでしまえばいい。
桜宮ココ:「…………」じっと、林檎の顔を見つめる。
明石 林檎:「ココ、どうかした?」
桜宮ココ:「ここらへん、てっぺんかな」
GM:二人だけの時間を共有しながら、ゆっくりと景色は変わっていった。
GM:そして、辿り着いた頂上の景色。それは光り輝く夕焼けの街並み。
GM:君達が共に過ごし、共に笑い、泣き、守ってきた世界が美しく煌めいていた。
明石 林檎:「わぁ……! ねえ、ココ! とってもきれい!」
桜宮ココ:「うん!きれい!やっぱ写真じゃダメだな」
桜宮ココ:輝く景色を見つめ、その景色を浴びる林檎を見つめる。
明石 林檎:「そう、止まった世界じゃ見えないものがあるの。写真は今を切り取ることはできても、この揺れ動く心は――――ココ?」
桜宮ココ:「ねえ……林檎は、キスってしたことある?」
明石 林檎:「なっ……!!!!!!!」
桜宮ココ:「どんなかんじなんだろうね。観覧車のてっぺんで――きれいな夕日に照らされながら――キスするきもちって」
明石 林檎:「…………ココ、それは貴女の気持ち?」
明石 林檎:「”誰のため”に?」
明石 林檎:「自惚れて良いのなら――――”私のため”?」
桜宮ココ:「…………」
明石 林檎:「ふふっ、ありがとう。ココ」
桜宮ココ:「ごめん、ぜんぜん林檎の気持ちなんて考えてなくて……私は、」
明石 林檎:「良いのよ。貴女は優しい子だから」
桜宮ココ:「私は……私は、林檎の特別になりたくて」
桜宮ココ:「こわれるなら、せめて」
明石 林檎:「…………」
桜宮ココ:「思い出に残りたいって思ってしまって」
桜宮ココ:「ごめん……」
桜宮ココ:「きもちわるかったよね」
明石 林檎:「…………いいの。ずるいのは、私」
明石 林檎:「ココはなんにもわるくない」
桜宮ココ:「林檎はなにもわるいことしてないよ」
明石 林檎:「ふふっ、ありがとう」
桜宮ココ:「ごめんね。なんか枢と朔夜みててあせっちゃったのかなぁ」
明石 林檎:「そうかもしれない。でも、貴女は十分に私の特別よ。ココ」
明石 林檎:「だから、胸を張って。前を向いて。手を引いて」
明石 林檎:「私の――――で、いて」
桜宮ココ:「……え……?」
明石 林檎:「…………この任務が終わったら、一つ話をしましょう」
桜宮ココ:「………うん」
明石 林檎:天秤は傾く。片方しか選べないのなら、積み重ねた感情に埋もれる前に。
明石 林檎:「ずっと前からね、言いたかったことがあるの」
桜宮ココ:「なんだろう。私が困らせてないといいんだけど」
明石 林檎:「ふふっ、貴女が私を困らせたことなんてないわ」
明石 林檎:「ずっと昔から、ね」
桜宮ココ:「林檎は、優しいね」
明石 林檎:「ココが優しいからよ」
桜宮ココ:「林檎はとっても素敵な人だから」
桜宮ココ:「私が優しくなくても、きっと優しかったとおもうな」
明石 林檎:(ありがとう、ココ。あと少しだけ、甘えさせてね)
明石 林檎:「必ず、貴女を解き放つから」
GM: 
GM:シーンカット
GM:ロイス取得および購入が可能です。
GM:NPが今81点あるのでなんでも買えますね
綾織 枢:ではロイスですが
桜宮ココ:かけがえのないもの 仲良し四人組 〇執着/恐怖 でロイス取得します!
綾織 枢:ダブルクロスには「取得したロイスのポジネガ反転はOK」「感情自体の書き換えは基本的にセッション終了後」みたいなルールがありまして
桜宮ココ:エーヴィちゃんのぶんなくなっちゃった
綾織 枢:しかしながらそこに「GMが許可すれば別である」ってあるんですよね
綾織 枢:なので
綾織 枢:此花 朔夜へのロイス「○友情/隔意」を「○純愛/負い目」に変更するのは可能でしょうかGM
GM:良いですよ
綾織 枢:ではありがたく。
桜宮ココ:おおおおーっ!!
綾織 枢:調達は……とりあえずUGNボディアーマーにしておこう。失敗してもあんまり困らないところ。
此花朔夜:では僕も綾織枢さんへのロイスを「純愛/不安」に変更で
GM:Foooooooooooo!!!!!!!!!!!!!!!!!
桜宮ココ:両想いじゃないですか!!!!!!
綾織 枢:3dx+4>=12 UGNボデマ
DoubleCross : (3R10+4[10]>=12) → 10[7,7,10]+4[4]+4 → 18 → 成功

綾織 枢:買えてしまった
GM:晴れ着ですね
綾織 枢:そうだな、一応自分で装備しておこう。マイナーでどうせ外れるけど
桜宮ココ:購入忘れてた興奮で 応急手当セットかいます!目標値8
桜宮ココ:1dx>=8
DoubleCross : (1R10[10]>=8) → 7[7] → 7 → 失敗

GM:おしい
桜宮ココ:買えないけどこの会話したあと応急手当セット買っててもいやだからナシでいいです!
GM:おけーw
此花朔夜:防弾防刃ジャケットを判定します
GM:どうぞ!
此花朔夜:2dx>=10
DoubleCross : (2R10[10]>=10) → 5[2,5] → 5 → 失敗

此花朔夜:裸で生きます
GM:たくましい
GM:では、最後にNPCより
明石 林檎:ロイス感情変更   桜宮ココ  ■■ → 好き  に変更します。
桜宮ココ:うわーーー!!!
綾織 枢:ついに来たな
GM:覚悟の準備をしておいてください
桜宮ココ:ひえーっ 覚悟します

◆ミドル④ ミドル戦闘パート ◆


GM:侵蝕率逆順処理。シーンプレイヤーは朔夜さん!
GM:他登場可能!
綾織 枢:登場侵蝕 綾織 枢の侵蝕率を6上昇(侵蝕率:50->56)
桜宮ココ:1d10+58
DoubleCross : (1D10+58) → 8[8]+58 → 66

此花朔夜:1d10+49
DoubleCross : (1D10+49) → 4[4]+49 → 53


GM:午後六時――夕暮れの遊園地
GM:今日という一日を遊び尽くした君たちは、思い思いに名残惜しさを感じながらも園の出入り口へ向かっていた。
GM:明日からはまたいつもの日々が始まる。
桜宮ココ:「たのしかったー!」
桜宮ココ:「またきたいな」
此花朔夜:「……そうやな!」
此花朔夜:(あいつら大丈夫やったんかな……)
綾織 枢:「遊園地と掛けまして副流煙と解きます、その心は?」
桜宮ココ:「んんん……むずかしいな」
此花朔夜:「急になんやねん……」
綾織 枢:「きたい、けれど摂取しすぎも良くないでしょう」
桜宮ココ:「おおー!」目をキラキラさせて拍手
明石 林檎:「”きたい”か……」
GM:日常は変わらない。同じ部屋で朝日を浴び、同じ食堂で飯を食べ、共に学び、共に競い、共に戦う。
GM:そんな――ありふれたかけがえのない日常が待っている。
エーヴィ:(そういうのも、悪くないのかもね)
GM:なんて、一歩下がって君たちを見ていた彼女が思った時。
GM: 
GM:では、PCは知覚で判定してください。
GM:達成値は秘密です。
綾織 枢:知覚は……感覚は3あるが固定値が無え!
綾織 枢:3dx 知覚
DoubleCross : (3R10[10]) → 6[2,3,6] → 6

桜宮ココ:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 8[4,8] → 8

此花朔夜:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 7[1,4,7]+1 → 8

GM:なるほど。では、ココちゃんと朔夜さんは気づくでしょう。
GM:”風向きが変わった”ことに。

???:《加速する時》

GM:音もなく、エーヴィの背後に現れるは一陣の風。
GM:毛糸すら揺り動かさない微細なそよ風を感知した君達が振り返るより早く、彼女の背後にそれは出現していた。
ヒカイト:「捕まえました」
ヒカイト:赤髪の少女の手が手枷足枷へと変化し、エーヴィを拘束する。
此花朔夜:「……こいつ!」
桜宮ココ:「!エーヴィ!」
プラトン:「良い子だ。ヒカイト」
綾織 枢:「……!」二人に遅れて振り向き「副流煙の擬人化みたいな人ですね、そこの白衣さん」
此花朔夜:「なんや次から次へと……」
プラトン:「ノイズを聴く者はいるか? 雑踏の中に、喧騒の中に耳を傾ける者はいるか?」
此花朔夜:「副流煙にしては白すぎるが換気したろか……!」
プラトン:「いないだろう。貴様らUGNの鳴き声などそれに過ぎんのだよ。――ヒカイト!」
ヒカイト:「わかりました」
ヒカイト:《融合》
ヒカイト:ヒカイトと呼ばれた少女の赤髪が増長し、エーヴィと彼女を覆い隠すカーテンへと変貌する。
エーヴィ:「はっはっは、これはひょっとして、ピンチと言うやつなんじゃないかな」
綾織 枢:「副流煙と掛けましてファルスハーツと解きます。その心は?」
桜宮ココ:「エーヴィ!!」
綾織 枢:「どちらも周りばかりが割を食うでしょう」
綾織 枢:「……言ってる場合でも無いな」
此花朔夜:「アタシらが割り食うぞ」
綾織 枢:「一杯食わせてやる方が好みだねぇ」
プラトン:「既に事は済んでいる。記憶を失ったレネゲイドビーイング、我が愛し子のヒカイト、そして貴様ら」
プラトン:「役者は揃った。後は――――」
桜宮ココ:「エーヴィをどうするつもりだ!離れろ!!」
プラトン:「――退場の時を迎えるだけだ!」両手を大きく横に伸ばし、指先で宙を引っ掻くように爪を立てて構える。
桜宮ココ:「私たちは、役者じゃない。お前の好きには踊らない!」
此花朔夜:「ここはアタシら五人の舞台や。カットは決める権利はアタシらにだけある……ピリオドはそっちに渡したらァ!」
綾織 枢:「……こういう時のノリは二人に負けるなぁ」
綾織 枢:「僕としては、デウスエクスマキナ気取りで登場した役者さんというのも、趣が有って面白いとは思うんだけど」
綾織 枢:「ジャームにお芝居は難しいと思うので、舞台を降りて貰えると助かるかなぁ」
プラトン:「排除執行を開始するッ!」
GM:戦闘開始です

【エンゲージ(行動値)】

プラトン(15)

10m

ココ(5) 朔夜(7) 枢(8)

GM:【セットアッププロセス】アクションはありますか?
プラトン:プラトンはありません
綾織 枢:無し!
此花朔夜:ないです
桜宮ココ:ないです!
GM:行動値15。プラトンのターン。
プラトン:【イニチアシブプロセス】《加速する時Ⅱ》
プラトン:解説:即座にメインプロセスを行う。これは行動権を消費しない。
プラトン:【メインプロセス】マイナー放棄
プラトン:メジャー ▼レクイエムミキシング《サイレンの魔女》《スキルフォーカス:RC》《勝利の女神》
プラトン:解説:装甲無視のPC全体攻撃、達成値+26、攻撃力+18。
プラトン:5dx10+26
DoubleCross : (5R10+26[10]) → 8[4,5,7,8,8]+26 → 34

GM:達成値34に対して、回避できる自信がある方はリアクションをどうぞ!
綾織 枢:ガード!
桜宮ココ:ガード!
此花朔夜:回避 砂の加護込みで
此花朔夜:砂の加護なしで回避に変更
此花朔夜:4dx+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 10[2,6,9,10]+4[4]+2 → 16

GM:回ったけど、足りない!
桜宮ココ:朔夜さんに《マグネットフォース》でカバーリングしたいです。
GM:なるほど、いいですよ!
桜宮ココ:ありがとうございます!侵食率66→68
GM:では、ダメージロール!
プラトン:4d10+18
DoubleCross : (4D10+18) → 26[10,6,5,5]+18 → 44

GM:全体44点ダメージ!
綾織 枢:ふむ、となると……
綾織 枢:HPダメージ適用直前に《隆起する大地》!
桜宮ココ:ガード値で3減らして、82かな?
桜宮ココ:おお!
綾織 枢:対象はもちろん自分とココちゃん!
GM:なんと!
綾織 枢:《隆起する大地》 ダメージ−1D10+LV*3 侵蝕+2
綾織 枢:レベルは4……即ち-[1d10+12]だ
GM:えっ硬すぎる
綾織 枢:1d10+12 軽減量
DoubleCross : (1D10+12) → 8[8]+12 → 20

綾織 枢:kokotyann ha
綾織 枢:ココちゃんは44-ガード値3の二倍で82ダメージ、ここから20の軽減
綾織 枢:枢は44からガード値12と軽減20
綾織 枢:綾織 枢の侵蝕率を2上昇(侵蝕率:56->58)
GM:えっ全然入ってない
綾織 枢:HP24から12ダメージ受けて残り12!
桜宮ココ:あっ、宣言してなかったけど、アームブレードを装備してもいいでしょうか…!オートでいつでも装備できるのですが!
GM:いいよ!
GM:装備してからガードしたってことで!
桜宮ココ:ありがとうございます!では、82から20ひいて、62のダメージ!
桜宮ココ:HP72→10

プラトン:「さて」
プラトン:「わざわざ、数の不利を承知でこちらから仕掛けたのです」
プラトン:「相応の準備はしていますよ」
プラトン:白衣のポケットに手を入れ、何かのスイッチを押したような動作。
プラトン:直後に君達は、脳を鷲掴みに揺さぶられるような、衝撃と不快感を覚えるだろう。
プラトン:眼の前が眩む。その攻撃の正体が「音」であると、直ぐには理解できないかもしれない。
プラトン:音撃の発生源は、眼の前の男ではなく「頭上」だ。
プラトン:──最初から、園内の設備に偽装して仕込んでいた。自身の音波能力を再現する音響装置。
此花朔夜:「くそ……! アイツ……音で……! ココ! 頼む!」
桜宮ココ:「うん。だいじょうぶだよ、朔夜」す、と腕を振ると、袖口からブレードがのぞく。
桜宮ココ:(音って斬れるんかな)のんきにそんなことを考えながら、朔夜の前に立ち、剣を構え衝撃に備える。
綾織 枢:「追加だ、これも使って!」
綾織 枢:身構えたココの頭上に、にわかに雨が降る。
綾織 枢:綾織 枢の能力は、領域内へ〝優しい雨〟を振らせる事。この雨に打たれた者は、枢の身体硬化能力を一時的に共有する!
桜宮ココ:「枢!ありがとう」押し切られる──そう思った瞬間に、やさしく雨粒が降り注いだ。
桜宮ココ:「これなら、だいじょうぶ」機械の埋め込まれた肉体は、その人間の部分を硬化させ、朔夜とココに降り注ぐ音を受け止めた。
プラトン:硬質化した盾の少女と雨粒が起こすノイズに阻まれ、やがて装置は自身の発する振動に堪えられず自壊していく。
プラトン:「──ふむ」
プラトン:「……威力は十分ですが。やはり持久性に難がありますね」
プラトン:再び静けさを取り戻した空間で、君達を見ようともせず呟いた。

GM:行動値15。プラトンのターン。
綾織 枢:このやろう!
桜宮ココ:なんだとぉ…
プラトン:【メインプロセス】マイナー放棄
プラトン:メジャー ▼レクイエムハウリング《サイレンの魔女》《スキルフォーカス:RC》
プラトン:解説:装甲無視のPC全体攻撃、達成値+11、攻撃力+18。
プラトン:5dx10+11
DoubleCross : (5R10+11[10]) → 8[1,4,5,6,8]+11 → 19

綾織 枢:いちおうガード!
此花朔夜:回避で
桜宮ココ:ドッジ!
桜宮ココ:5dx+1>=19
DoubleCross : (5R10+1[10]>=19) → 9[1,2,4,6,9]+1 → 10 → 失敗

GM:妖精入れても厳しいか……?
綾織 枢:キツいでしょうな
GM:入れても8以上か……きつめですね
此花朔夜:4dx+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 8[1,1,2,8]+2 → 10

GM:あかんそう
綾織 枢:きっとあかん
此花朔夜:駄目ですな……
綾織 枢:ならばダメージロールの直前に《砂の結界》 ココちゃんを対象としたカバーリング!
綾織 枢:綾織 枢の侵蝕率を2上昇(侵蝕率:58->60)
GM:カバーリング了解!
GM:では、ダメージロール!
プラトン:2d10+18
DoubleCross : (2D10+18) → 7[3,4]+18 → 25

綾織 枢:25-12は13……自分の分だけでも倒れるぜ!
綾織 枢:リザレクト 綾織 枢の侵蝕率を1上昇(侵蝕率:60->61)
綾織 枢:HP1で蘇生!
此花朔夜:29-25=4
GM:リザレクト了解!

プラトン:男は右腕を突き出すと、何もない宙を無造作に"引っ掻く"。
プラトン:その動作に呼応して、
プラトン: 
プラトン:ギィ ギィィィ
プラトン: 
プラトン:さながら竪琴の弦を爪弾いたように、軋音が響く。
プラトン:それを聞くや、君達は臓腑を掻き混ぜられるような感覚を覚えるだろう。
プラトン:否、実際に触れられている。彼が作り出した振動が、君達の体内に浸透している!
綾織 枢:「ココ! 〝逆流〟行くよ!」
桜宮ココ:「うん……!」
綾織 枢:〝逆流〟──再生・硬化の同調能力を、半ば暴走させた形で発動させるものだ。
綾織 枢:本来ならばこの力は、自分の能力を他者の体で再現する〝だけ〟で終わるが、
綾織 枢:度を超えて同調率を深めた場合──〝他者の体で引き起こされた負傷を自分の体で再現する〟状況にいたる。
綾織 枢:枢は一歩も動いていない。ココは、攻撃をそのまま受けるだろう。だが。
綾織 枢:その身に引き起こされる筈の負傷は全て、綾織 枢の体にて発生する!
プラトン:男が爪弾く毎に、その音は大きくなり――
プラトン: 
プラトン:ギィィィィ
プラトン:       ィッ!
プラトン:――破壊的演奏が君達の血管を引き裂き、神経を掻き回す!
綾織 枢:「く、ぁっ……!」二人分の臓腑を揺らす衝撃。一度、地に膝を着くも、
綾織 枢:「……何を、こんなもの……!」立つ。痛みには慣れている。先天性のオーヴァード
綾織 枢:戦いのキャリアは長い。
プラトン:「……不思議なこともあるものだ。あれだけ臓腑を弄ばれておいて、まだ立ち上がる気力があるとはね」やっと、男は君達の方を向いた。
此花朔夜:「枢! 無茶は……ああもう!」
此花朔夜:「オマエは許さん……!」
桜宮ココ:(私たちは、4人で1チームだから。『いつものこと』だし、いちいち負い目を感じるのは、おかしいのもわかっている)
桜宮ココ:(それでも、大切な友達が傷つくのは……やっぱり、やだなあ)
桜宮ココ:(……集中しなきゃ)意識をひきしめる。
プラトン:「許す許さないでは無いのだよ。戦いとは生きるか死ぬか、死ぬか、死ぬかどうやって死ぬかだけだ」
プラトン:「憎いなら、殺して見せろUGN」

GM:行動値8。枢くんのターン。
綾織 枢:では……そうだな、マイナーで戦闘移動。10m移動してプラトンとエンゲージ。
綾織 枢:メジャー、コンボ《優しい雨》。《雨粒の矢》+《砂の鎧》+《癒やしの水》 対象は自分と此花朔夜の二人だけとする! シーン選択視界攻撃だ!
GM:なるほど! 良いでしょう!
綾織 枢:3dx+1 ダイスボーナスが1乗って攻撃判定!
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 9[4,6,9]+1 → 10

綾織 枢:ち、1余分だった……これをガードしておくれ!
綾織 枢:もちろん自分はガードを宣言する!
此花朔夜:ガードでお願いします
綾織 枢:では、先にダメージを算出
綾織 枢:2d10+2
DoubleCross : (2D10+2) → 11[6,5]+2 → 13

綾織 枢:そして……エフェクトの効果適用順番は使用者の任意であった筈なので
綾織 枢:まずは砂の鎧により装甲を+8! 続いて癒やしの水でHPを回復した後にダメージを入れてもらうぜ
綾織 枢:2d10+2 癒やしの水
DoubleCross : (2D10+2) → 8[7,1]+2 → 10

綾織 枢:枢はHP10回復した後にノーダメージなのでHP11。朔夜ちゃんはHP15の装甲8になって13ダメージなので、差し引きでHP10だ
綾織 枢:綾織 枢の侵蝕率を7上昇(侵蝕率:61->68)
GM:そういうことだ!
GM:では演出をどうぞ!

綾織 枢:──ココの頭上に優しく降り注いでいた雨が止む。
綾織 枢:次は朔夜へ。……雨とは言えど、肌を打つ寒さも無く、髪を伝い顔を濡らす息苦しさも無い。
綾織 枢:肉体硬化、再生。本来は自分の身にのみ発生する筈の能力を分け与える力。
綾織 枢:「後は任せる」
綾織 枢:「僕にはこれしかないが──きっと、これしかなくても大丈夫だろ」
此花朔夜:「あぁ……任しとき、枢」
此花朔夜:「アタシは……やる」

GM:行動値7。朔夜さんのターン。
此花朔夜:【イニシアチブ】は出来ることがないので放棄
此花朔夜:【マイナー】《インフィニティ・ウェポン》を使用(侵食率53→56)
此花朔夜:コンボ《伐採三唱》使用《コンセントレイト:モルフェウス》《ライトウェイトモード》《一閃》《砂の加護》で判定(侵食率53→62)
此花朔夜:10m移動してプラトンにエンゲージ、<白兵>での攻撃
GM:どうぞ!
此花朔夜:プラトンとエンゲージ。リアクションダイスを-1し、こちらは6dx+5@8
此花朔夜:6dx+5@8
DoubleCross : (6R10+5[8]) → 10[1,3,7,7,9,10]+10[7,10]+10[9]+10[9]+5[5]+5 → 50

GM:めちゃくちゃ回ってない!?!?!??!?!?
綾織 枢:マジでか
プラトン:攻撃に対して《イベイジョン》!
プラトン:固定値による回避判定を行います。その数値は――14! ぐぁーっ!
GM:ダメージどうぞ
綾織 枢:だいたいダイス振るより強めに回避になりやすい筈のイベイジョンさんですら……遠く及ばない……
GM:こんなはずでは……
此花朔夜:50÷10+1なのでダイスは6、インフィニティ・ウェポンが+12なので6dx+12で大丈夫です?
GM:あっはい大丈夫です……
此花朔夜:6d10+12
DoubleCross : (6D10+12) → 28[3,7,1,7,3,7]+12 → 40

GM:ぎやーっ!
プラトン:めちゃくちゃ削られました
GM:では演出をどうぞ!

此花朔夜:此花朔夜の左手首のチェーン……その先の砂時計に砂はない
此花朔夜:砂を扱うモルフェウスの少女は『時が止まるように』と砂を抜いたこの関係が永遠であることを祈るように
此花朔夜:その砂時計が内部から生まれる砂によって破裂し、チェーンソーの形を取る
此花朔夜:生物は音を発する。水生生物のタラですら、浮袋の振動で縄張りを主張するのだ
此花朔夜:ライオンが吠え、ゴリラがドラミングをする。此花朔夜はそれをこれをエンジンで代用する
此花朔夜:「アタシのコードネームを呼んでみろ!」
此花朔夜:左手首のチェーンが切れるほどの力で拳を上げてチェーンを引くと、チェーンソーが唸りを上げる
此花朔夜:ハヌマーンの高速軌道で接近、思いきりチェーンソーを振り下ろす
此花朔夜:アスタラビスタ──それは別れを意味する言葉
プラトン:「ぐおぉぉおぉっ!」
プラトン:だが、まだ倒れない。研究員はタフで無ければ務まらない。命尽きるまで、膝をつくことは無い。
プラトン:「小娘がァ……!」

GM:行動値6。ココちゃんのターン。
桜宮ココ:マイナーで移動、プラトンに接敵!
桜宮ココ:メジャーで▼じばくとっこー《雷鳴の申し子》《アタックプログラム》アームブレードで攻撃 対象プラトン!
GM:どうぞ!
桜宮ココ:6dx+13
DoubleCross : (6R10+13[10]) → 9[1,5,5,6,8,9]+13 → 22

プラトン:《イベイジョン》は14! 回避不能!
プラトン:で、お打点はおいくらで……?
桜宮ココ:3d10+62+9 かな?
DoubleCross : (3D10+62+9) → 26[10,7,9]+62+9 → 97

桜宮ココ:ほんとぉ?
GM:うぎゃー!
綾織 枢:基本環境とは思えぬ火力が出た
プラトン:合計ダメージ 137点! 爆散!
プラトン:HPは80点でした。
GM:では、演出!

桜宮ココ:私が傷つくのは、結構どうでもよかった。
桜宮ココ:『アタックプログラム──起動。起動。起動。起動。起動。起動。起動。』機械音が鳴る。音声を切ることもできたけど、私はそうはしなかった。
桜宮ココ:音が鳴るのは面白かったし、『する必要がなかった』。
桜宮ココ:音がすれば、目立つから。私が狙われる確率が高くなる。そうしたら、みんなが傷つかなくてよくなるから。
桜宮ココ:腕にうめこまれたブレードを無造作に振り下ろす。同時に、体内に埋め込まれたプログラムが熱をあげる。
桜宮ココ:『ダメージ再現スタート』
桜宮ココ:自分が受けた衝撃を、体内に埋め込まれた機械が記憶し、そっくりそのまま展開する。
桜宮ココ:それには負荷が大きくかかるが、
桜宮ココ:『私がうければそれでよかった』。
桜宮ココ:「来世はジェットコースターにうまれたほうがいいよ」
桜宮ココ:「おもしろいし」
桜宮ココ:「たぶん、私としか会わないから」
桜宮ココ:『再現完了』
桜宮ココ:機械音が響く。振り下ろした刀に、衝撃が乗り、
桜宮ココ:そのまま、体内で爆発する熱に、意識を奪われた。
プラトン:「が……あっ……」風より速く、音より速く。空気を割る雷撃の一撃を避けられるはずもなく――
プラトン:――倒れ伏せる少女と同様、彼もまた地に羽を落とすのであった。

GM:戦闘終了!
GM:ロイス取得、購入が行えます。こちらが最後のミドルフェイズとなりますので、ご計画的に!
GM:応急手当キットも使おう!
桜宮ココ:あっ、侵食+7で66→73です
GM:おっけーい
綾織 枢:ふむ……ボデマを狙って朔夜ちゃんにパスするんが良さそう
綾織 枢:UGNボディアーマー目標12!
綾織 枢:4dx+4>=12
DoubleCross : (4R10+4[10]>=12) → 7[2,3,7,7]+4 → 11 → 失敗

綾織 枢:共有財産からの1使用で……買ってトスして装備させる!
綾織 枢:装甲8になっておいてください
此花朔夜:オレは装甲8の女
桜宮ココ:HP1で復活、ロイスはいっぱい!買い物は応急手当セットを狙います。目標値8。侵食増えてるからよゆうにちがいない
GM:よろしくてよ!
桜宮ココ:2dx>=8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 9[7,9] → 9 → 成功

桜宮ココ:よゆう(震え声)
GM:耐え
桜宮ココ:今取得して早速使っても大丈夫ですか?
GM:OK!
此花朔夜:応急手当キットを購入判定
此花朔夜:3dx>=8
DoubleCross : (3R10[10]>=8) → 9[2,3,9] → 9 → 成功

此花朔夜:それで応急手当キット使用@3→2
此花朔夜:2d10
DoubleCross : (2D10) → 16[7,9] → 16

GM:ほぼ全快!
綾織 枢:ならば残りは……ココちゃんかな
此花朔夜:10→26。最大は29
此花朔夜:全ツッパ
桜宮ココ:ではお言葉に甘えて3つ使っちゃいます!
GM:盛大にいこう!
桜宮ココ:全部最大値でも全快しないのでいっきにふります
桜宮ココ:6d10
DoubleCross : (6D10) → 30[10,7,3,3,3,4] → 30

GM:まあまあ
桜宮ココ:HP31/72!
綾織 枢:それなり
GM:悪くないですね
GM:では、ロイスを取ったらクライマックスだ!
桜宮ココ:ココは7個ロイスをとっているので…ナシで!
綾織 枢:……迷うがクライマックスで取るかも知れないから保留で以上!
此花朔夜:こちらも保留で
GM:おーけい!

◆クライマックス    ◆


GM:シーンプレイヤーは全員! 華々しく行こう!
桜宮ココ:1d10+73
DoubleCross : (1D10+73) → 10[10]+73 → 83

此花朔夜:1d10+62
DoubleCross : (1D10+62) → 3[3]+62 → 65

綾織 枢:登場侵蝕 綾織 枢の侵蝕率を9上昇(侵蝕率:68->77)

プラトン:「グッ…………ここまでか……………」地に臥せり、空を見上げて呟く。
プラトン:「だが、もう遅い。既に事は成っている」吐かれる息は白く、空は黒く、世界は変わり始めていた。
GM:君らの視線の先にあった赤色の球体は、いつしか紫色を呈していた。
GM:そしてそれは花開くように。吹き抜ける風を受けて捲られていく。
GM:中にいたのは、一人の少女。
GM:君たちは感じるだろう。それはエーヴィと似ていて――
エーヴィ:「あぁ、思い出した」
GM:――全く異なる物であることを。
エーヴィ:「やあ、みんな。お待たせ」
此花朔夜:「……オマエ、どっちや」
エーヴィ:「うん、ボクはエーヴィ」
桜宮ココ:「んん……エーヴィは……どこにいったのかな」
エーヴィ:「ボクは【永遠】のレネゲイドビーイング」
エーヴィ:「オリジン:レジェンドにして、この世界を、今を続けるための存在」
桜宮ココ:「んんん……?私たちと一緒に遊んだエーヴィは……どこ?」
綾織 枢:「永遠」
エーヴィ:「ここだよ、ココ」微笑みを浮かべる。その表情は、君達と共に過ごした彼女と同一のもの。
綾織 枢:「あまり気持ちのいい言葉じゃあないな」
此花朔夜:「……」(砂抜いたアタシはあんま否定できへんな)
桜宮ココ:「んんん……」
明石 林檎:「《融合》したレネゲイドビーイング……つまり、これが本当の姿。対国兵器……!」
桜宮ココ:「『永遠』が……今を続けるための存在っていうのは、おかしくない?」
桜宮ココ:「今は……『永遠』じゃないでしょ」
此花朔夜:「ココ……!」
エーヴィ:「そんなことないさ。終わらない世界。それは初恋のようにほろ苦く」
エーヴィ:「それは幼き日に記した軌跡のように美しく」
エーヴィ:「それは流星のように一瞬を切り取ったもので」
エーヴィ:「君が望んだ、覚めない夢だ」
エーヴィ:「だから――ボクが叶えるよ、君の思い。この世界を”今”を永遠にしよう」
綾織 枢:「エーヴィ」
綾織 枢:「君はその台詞を、誰に教えられたの?」
エーヴィ:「教えられたんじゃない。”思い出した”んだ」
綾織 枢:「へぇ」
エーヴィ:「だってボクは、君達が願った【永遠】のレネゲイドビーイング」
此花朔夜:「……それはいつの時点のアタシらのことや?」
エーヴィ:「さあ? それはわからないよ」一歩、前に出る。
エーヴィ:瞬間。
エーヴィ:君らを除く十数メートル一体が凍りつく。ジェットコースターも、観覧車も、すべてが白に染まった。
綾織 枢:「……こんなものが、永遠か」
綾織 枢:凍て付いた世界を横目に見ながら、
此花朔夜:「……こんなん停滞やろ」
綾織 枢:「エーヴィ。何故僕が、〝教えられた〟と言葉を選んだか分かるかい」
エーヴィ:「さて、なぜだろうか」
綾織 枢:「その答えを求める為に、さらに質問を重ねようか」
綾織 枢:「君には〝幼き日〟の記憶があるかい?」
エーヴィ:「”記録”なら、ね」
明石 林檎:(”記憶”じゃなくて、”記録”……オリジン:サイバーとしての永遠。そして、オリジン:レジェンドとしての永遠……)
綾織 枢:「自分の背が伸びて、お気に入りのシャツが着られなくなったことは?」
エーヴィ:「さて、無いんじゃないかな」
エーヴィ:「ボクは変わらない」
綾織 枢:「だろう、だから分からない」
綾織 枢:「がっかりしながら服屋さんに行って、そこでまた別のシャツに一目惚れする気持ちも」
綾織 枢:「君がほろ苦いと形容した初恋の味だって、本当は知らないんじゃないか?」
エーヴィ:「ああ、任せて。今、”調べる”から」
エーヴィ:「大丈夫。いくらでも時間はあるんだ」
綾織 枢:「調べたところで分かるものか」
綾織 枢:「君は僕達を知らない。どれだけ時間を与えられたとしても」
綾織 枢:「僕達には感情がある。事実の列挙だけじゃあ、感情までは分からない」
綾織 枢:「僕にとって初恋というのは、思いのほか甘い味だったのだから」
エーヴィ:「…………」
綾織 枢:「こんなに愛しいものならば、もっと深く味わってみたい」
綾織 枢:「……僕の今の願いはそれだ。氷像は美しいが、抱きしめるには冷たすぎるよ」
此花朔夜:「……そう言うんは二人の時に言え」
綾織 枢:「二人の時にはもう少し情熱的にしたくって」
此花朔夜:「……期待してる」
此花朔夜:「オレやったら、オマエのこと理解したげられたんかなぁ……」
此花朔夜:「でも、もうアタシやからなぁ……」
此花朔夜:「アンタは学ランのボタンをしめるんが苦しなる感覚も、不安も知らんやろ」
エーヴィ:「朔夜、『オレ』じゃないんだね」
此花朔夜:「今日で卒業や。ダチの前ではな」
エーヴィ:「明日は来ない。今日は終わらないから」
此花朔夜:「エーヴィ、全部は実感の上で成立する」
此花朔夜:「いや、終わらせる。やないと、アタシは枢のもんにならんまんま終わるからな」
此花朔夜:「データだけ組んでも、動かさんと見つけられんもんがある」
此花朔夜:「永遠を望んでも、そのまんまやと進むことの価値が分からんまんまや」
此花朔夜:「……砂時計は砕いた。もう永遠はいらん」
此花朔夜:「今日からアタシらは新しいアタシらになる」
此花朔夜:「エーヴィ、アタシらで変われ。永遠からの卒業証書くれたる」
此花朔夜:「……ボタンはやれんけどな」
エーヴィ:「それは残念。でも、良いよ。だって、これからもずっと使うんだから」
此花朔夜:「……言うとれ。もう腹は決めてる」
明石 林檎:「『初恋はほろ苦い』。なんて――」領域展開。目覚めた力は友のために。
明石 林檎:「まだ、決まってない。エーヴィ、それを決めるのは貴女じゃない」例え、私がそれを望んでいたとしても。
エーヴィ:「わからないな。君はそう在りたいのにそれを拒否するなんて」
エーヴィ:「ココ、君はどうなの?」
エーヴィ:「『もし、変わらなくても良いとしたら?』」

エーヴィ:Eロイス《愚者の契約》を宣言。望むなら、君の願いはここで叶う。

エーヴィ:「ゆりかごの中で、久遠の夢を見よう」手を差し出す。
エーヴィ:君はこの手を握っても良いし、自らの意思で拒否しても良い。
桜宮ココ:「んんん……永遠か」
桜宮ココ:「そういう、記録がでてくるんじゃないかな」
桜宮ココ:「確かに私は、みんなと永遠に一緒に居たいと思うが」
桜宮ココ:「それはこういう、物理的なことじゃない」
桜宮ココ:「私たちは変わっていく」
桜宮ココ:「枢と朔夜は、先へ進んだし」
桜宮ココ:「それはちょっと寂しいけど、本当に嬉しいし、応援したい」
桜宮ココ:「変わんないといけないんだよ」
桜宮ココ:「いや、変わりたい」
桜宮ココ:「永遠っていうのは…物理的に干渉できない、もっと…精神的なもの、だとおもう」
桜宮ココ:「私がみんなと今までいっしょにいたこと。大切だとおもったこと。こういうことは、永遠にかわらない」
桜宮ココ:「それでいいんだよ」
エーヴィ:「…………」
桜宮ココ:「だから、キミがやろうとしてることは、永遠じゃない」
桜宮ココ:「永遠のレネゲイドビーイングやめたほうがいいよ。普通の女の子のレネゲイドビーイングとかになったほうがいい」
桜宮ココ:「そのときは、友達として握手できるけど」
桜宮ココ:「今のキミの手はとれない」
エーヴィ:ゆっくりと、手を下ろす。
エーヴィ:「…………君たちは本当に良かった。掛け替えのない絆、宝物とは君らのような関係性を言うんだろう」
エーヴィ:「ボクはそれを失いたくない。ボクはそれから離れたくない。ボクはそれをずっと続けたい」
エーヴィ:「だから、終わりにしよう」
GM:いつのまにか、空は陰り、白い雪が降ってきていた。
GM:世界は凍え、凍てつき、閉じられていく。
綾織 枢:「……エーヴィ。君はまだ僕達の友達じゃない」
綾織 枢:「これから友達になるんだ」
GM:結んだ糸は解けず、空を飛ぶ鳥の行方は存在しない。
GM:燃えるような恋も、震えるような夜が響くこともない。
此花朔夜:「……分かりあう時間がいるな」
此花朔夜:「実感とその時の感情だけでも覚えて帰れ」
GM:彼女は永遠のレネゲイドビーイング。
GM:終わらない夢を。誰がための願いを。
桜宮ココ:「宝物は、持ってるからいいんじゃなくて、手に入れる過程がいいんだよ」
桜宮ココ:「キミはまだ手にしてない。人の宝物を眺めてるだけだ。そんなんじゃ……寂しいでしょ」
GM:これは――雛鳥が巣立つまでの物語。
エーヴィ:「……いくよ」

GM:クライマックス戦闘です。
GM:まずは衝動判定! 〈意思〉による対決を行い、失敗すると暴走状態になります!
エーヴィ:Eロイス《堕落の誘い》を宣言。
エーヴィ:衝動判定失敗時、侵蝕率を100%まで上昇させます。
GM:衝動判定の達成値は8!
GM:どうぞ!
綾織 枢:3dx+4>=8 衝動判定
DoubleCross : (3R10+4[10]>=8) → 9[2,6,9]+4 → 13 → 成功

綾織 枢:衝動判定 綾織 枢の侵蝕率を12上昇(侵蝕率:77->89)
桜宮ココ:精神は2、侵食率でダイス+2、思い出の一品で意志+1です
桜宮ココ:3dx+1>=8
DoubleCross : (3R10+1[10]>=8) → 9[1,6,9]+1 → 10 → 成功

此花朔夜:精神が1と増加ダイスが1
此花朔夜:2dx>=8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 10[9,10]+10[10]+6[6] → 26 → 成功

GM:意志が強い!!!!!!!!
此花朔夜:ここでクリ出すな
綾織 枢:すごく意思が強い
桜宮ココ:2d10+83
DoubleCross : (2D10+83) → 6[2,4]+83 → 89

此花朔夜:2d10+65
DoubleCross : (2D10+65) → 7[4,3]+65 → 72

GM:では、戦闘開始!

【エンゲージ(行動値)】

エーヴィ(7)

10m

ココ(6) 朔夜(7) 枢(8)

GM:セットアッププロセス!
エーヴィ:セットアップなし
此花朔夜:ないです
綾織 枢:無し!
桜宮ココ:ないです!
GM:了解!

GM:行動値8。枢くんのターン。
GM:ですが
エーヴィ:【イニチアシブプロセス】《時間凍結》
エーヴィ:解説:HP20点を消費し、即座にメインプロセスを行う。
エーヴィ:よって、ボクのターン。
GM:そしてこの瞬間、貯まったNP分だけダイスを回し、エーヴィの侵蝕率を下げます!
GM:600-80d10 NPによる侵蝕率調整
DoubleCross : (600-80D10) → 600-453[10,10,7,4,9,6,9,3,4,7,7,1,7,1,2,5,8,6,1,1,1,3,7,2,10,9,10,1,2,9,1,10,8,8,7,3,5,7,1,6,3,1,1,3,3,5,4,5,10,7,7,10,2,4,4,8,10,8,5,10,6,1,9,8,8,9,7,4,6,10,10,4,8,8,8,1,4,6,5,3] → 147

GM:侵蝕率147%で行きます!
エーヴィ:マイナー ▼アイスツァプェン《オリジン:レジェンド》《氷の加護》
エーヴィ:解説:シーン中、達成値+10。このメインプロセス中、攻撃力+10。
エーヴィ:メジャー ▼シュネーヴァイス(D:《究極のゼロ》)《CL:サラマンダー》《氷の塔》《氷の戒め》《天候操作》《踊る髪》
エーヴィ:解説:エンゲージ外のPC全体攻撃、攻撃力+15、命中時に【硬直】付与。
エーヴィ:10dx7+10
DoubleCross : (10R10+10[7]) → 10[1,1,2,2,3,5,5,7,7,9]+10[3,7,10]+10[1,10]+10[10]+2[2]+10 → 52

綾織 枢:氷の戒めの効果は何レベル相当でしょうか!
GM:ちょっと待ってね!
GM:エフェクトレベル上昇込みで2です!
綾織 枢:命中したらラウンド中のあらゆる判定のダイスマイナス3了解!
エーヴィ:動かないでほしいな♡
桜宮ココ:ドッジ!
綾織 枢:ガード
此花朔夜:回避
桜宮ココ:7dx+1>=52
DoubleCross : (7R10+1[10]>=52) → 10[1,3,7,8,8,10,10]+7[2,7]+1 → 18 → 失敗

桜宮ココ:全然惜しくない
此花朔夜:5dx+2>=52
DoubleCross : (5R10+2[10]>=52) → 10[3,7,8,9,10]+4[4]+2 → 16 → 失敗

GM:二人とも失敗!
綾織 枢:では、どうするかな
GM:君達にはカバーリングの選択肢が残されているぞ!
綾織 枢:《砂の結界》 桜宮ココをカバーリング!
綾織 枢:綾織 枢の侵蝕率を2上昇(侵蝕率:89->91)
GM:了解!
エーヴィ:ダメージロール直前に《バーストブレイク》宣言。+5d追加。
エーヴィ:11d10+25
DoubleCross : (11D10+25) → 56[5,8,1,1,8,6,5,5,7,5,5]+25 → 81

綾織 枢:細かい計算をする意味も無く死ぬ
綾織 枢:リザレクト!
綾織 枢:リザレクト 綾織 枢の侵蝕率を3上昇(侵蝕率:91->94)
此花朔夜:普通に死ぬのでリザレクション
此花朔夜:1d10+72
DoubleCross : (1D10+72) → 6[6]+72 → 78

綾織 枢:ふむ……この固定値などなどを考えると……
GM:では、演出!

エーヴィ:とん、とんと地を蹴って。その姿が消失する。
エーヴィ:否。一瞬の内に、遥か空高く──雲ほどの高度へと転移している。バロールの空間転移。
エーヴィ:君達のいるところから、空に浮かぶ雲の形が変わるのが見える。
エーヴィ:周囲の雲と水分が、彼女の周囲に吸い集められ渦を巻いて。
エーヴィ:それらは、数秒の内に巨大な雪嵐を形成すると――
エーヴィ:──次の瞬間、弾き出されたように落下する。
エーヴィ:経路上に存在するあらゆる熱を消し飛ばし凍結させ膨張しながら、君達の居所へと向けて!
桜宮ココ:(避け……られない!)体をこわばらせ、衝撃に備える。
綾織 枢:同調逆流。枢はそこに立ち、動こうとしない。
綾織 枢:ただ、凍て付く嵐の中に、暖かく優しい雨を降らせるばかりだ。
綾織 枢:その雨は桜宮ココと自分自身を強く同調させ、本来彼女に発生する筈の身体損傷を己が身のみに発現させる!
此花朔夜:「来いッ!受け止めたる!」
エーヴィ:無作為に命を吹き消す冬の猛威。しかしながら──
エーヴィ:「まだ、まだだよね?」
エーヴィ:──この破壊すらも、彼女の能力の真髄ではない。それが司るものは【永遠】であるのだから。
エーヴィ:吹雪舞う世界で、ひとり笑う。子供のように。

GM:行動値8。枢くんのターン。
綾織 枢:マイナー、《黒曜の鎧》 ドッジ-3行動-3装甲8+LV*3の防具を作成して現在の装備と交換
綾織 枢:綾織 枢の侵蝕率を2上昇(侵蝕率:94->96)
綾織 枢:そしてメジャー、《雨粒の矢》+《砂の鎧》+《癒やしの水》。対象は自分と桜宮ココ、此花朔夜!
エーヴィ:対応は無い! どうぞ!
綾織 枢:4dx+1 命中判定
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 10[3,7,8,10]+3[3]+1 → 14

綾織 枢:もちろん自分はガード!
此花朔夜:ガードで
桜宮ココ:ガード!
綾織 枢:ココちゃんもオートでブレード出してガードしておくれ
桜宮ココ:あっ、オートでブレードだします。
GM:OK!
綾織 枢:いぇあ。
綾織 枢:ではまずは攻撃対象の装甲値を+LV*2、続いてHPをLVD+2回復、最後に雨粒の矢によるダメージ
綾織 枢:もちろん装甲はこの後、侵蝕が100を越えた瞬間にちょっと増えるが……今は8だ!
綾織 枢:2d10+2 癒やしの水
DoubleCross : (2D10+2) → 5[4,1]+2 → 7

綾織 枢:しょぼい……最後に雨粒
綾織 枢:2d10+2
DoubleCross : (2D10+2) → 7[3,4]+2 → 9

綾織 枢:では、自分は防具の装甲20と砂の鎧の8、ガード値12でダメージ0。HP10
桜宮ココ:ブレードのガード値が3だから、ココは丸々7点回復かな?
綾織 枢:ココちゃんはガード値3の装甲8だからイエス、7回復
桜宮ココ:やった!HP31→38
綾織 枢:朔夜ちゃんもボデマ8の砂の鎧8で装甲16だからまるまま7回復でHP13だ
此花朔夜:やったで
此花朔夜:ありがとうございます
綾織 枢:軽くだけ演出
GM:OK!

綾織 枢:──攻撃を耐え凌いだ直後、雨の降り注ぐ範囲が広がる。
綾織 枢:冷気の嵐を受けても尚、凍り付かずに落ちる雨。
綾織 枢:痛みを拭い去り骨肉を再生する力が共有される──敵を倒すことは出来ぬまでも。
綾織 枢:「いつも同じことを言ってる気がするけど」
綾織 枢:「任せた!」

綾織 枢:綾織 枢の侵蝕率を7上昇(侵蝕率:96->103)
GM:行動値7。エーヴィおよび朔夜さんのターン。
GM:PC優先処理のため、朔夜さんのターン!
此花朔夜:【イニシアチブ】なし
此花朔夜:【マイナー】《インフィニティ・ウェポン》(侵食率72→75)
此花朔夜:【メジャー】コンボ《伐採三唱》使用:《一閃》《ライトウェイトモード》《砂の加護》《コンセントレイト》(侵食率72→84)
此花朔夜:明石林檎とのロイスをタイタスに昇華して使用。バッドステータスを打ち消す
此花朔夜:移動してエーヴィとエンゲージ。<白兵>で判定。リアクションダイス-1。8dx+5(ダイス増加込み)
此花朔夜:8dx+5@8
DoubleCross : (8R10+5[8]) → 10[1,1,5,6,6,8,9,10]+10[6,6,9]+6[6]+5 → 31

エーヴィ:ガード
エーヴィ:ガード宣言時に《蒼き悪魔》。攻撃宣言された時、PCにも12点ダメージ!
GM:ダメージをどうぞ!
此花朔夜:6d10+12
DoubleCross : (6D10+12) → 40[6,8,9,7,2,8]+12 → 52

GM:めっちゃ入った
綾織 枢:つよい
GM:でもまだ元気そうだぞ!
桜宮ココ:つよい
GM:演出どうぞ!

此花朔夜:「何回でも言うたる、任せとけ!」
此花朔夜:「オマエ……エエ男やな」
此花朔夜:はにかみながら雪で押しつぶされたチェーンソーを再度発現、接近する。
此花朔夜:「アタシは此花朔夜……サクラサクがアタシの名前や!」
此花朔夜:「エーヴィ、アンタの永遠は届かん! ぶち割れろ!」
此花朔夜:「アタシらが最強なんや!」
此花朔夜:思いきり大上段に構えたチェーンソーを振り下ろした
エーヴィ:「……っ。冬は終わらないさ。雪解けにはまだ早いよ」
エーヴィ:君の射線上に冷気が走る。
エーヴィ:痛み分けとでも言うつもりだろうか、それは冷静に、冷徹に、冷笑を浮かべながら。
エーヴィ:彼女の白い息が、君を包み込んだ。

GM:行動値7。エーヴィのターン。
エーヴィ:マイナー 放棄
エーヴィ:メジャー ▼シュネーシュトゥルム(D:《究極のゼロ》)《CL:サラマンダー》《氷の塔》 対象:ココ、枢
エーヴィ:解説:エンゲージ外のPC全体攻撃、攻撃力+15。
エーヴィ:11dx7+12
DoubleCross : (11R10+12[7]) → 10[1,1,2,2,4,7,8,8,8,9,10]+10[1,3,4,8,9,9]+10[8,9,9]+10[1,4,7]+3[3]+12 → 55

綾織 枢:ガード!
桜宮ココ:ドッジ!
桜宮ココ:7dx+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 9[1,2,5,8,8,9,9]+1 → 10

桜宮ココ:おしい(棒)
エーヴィ:6d10+15 ダメージロール!
DoubleCross : (6D10+15) → 26[4,8,4,4,2,4]+15 → 41

綾織 枢:ふむ、どうしようかな
綾織 枢:ココちゃんが装甲10のガード値3、こっちが装甲33のガード12だから
綾織 枢:よし、何もしません
桜宮ココ:いただいた装甲で耐えられるので!
GM:ではダメージだ!
綾織 枢:ダメージ41-装甲33-ガード12=-4 ノーダメです
GM:ダメージ入ってないのクッソウケますね 《バーストブレイク》温存とか言ってないで使うか……
桜宮ココ:41-10で31くらいます。HP38→7
GM:では演出!

エーヴィ:吹き荒れるは吹雪、押し寄せるは豪雪。
エーヴィ:世界に一切の色を残さんと、それはすべてを無へと染め上げる。
エーヴィ:「ずっと一緒にいよう。『それでいい』じゃないか」
エーヴィ:自由落下速度を遥かに上回る加速を伴って、一瞬の内に眼前にある。
エーヴィ:君達もろとも、爆発的な"白"が濁流めいて一帯を呑み込もうとする。
綾織 枢:身体硬化。加えて自らの周囲に〝雨〟を降らす。誰かを守る為でない激しい水流は、冷気を阻む水の盾と化す!
桜宮ココ:「それじゃ…ダメなんだよ、エーヴィ」じっとみつめる。白を真正面から受けて、ただ、永遠をみつめていた。
エーヴィ:”白”は積り、重なり、固まる。まるで、君達の絆を模しているかのように。

GM:行動値6。ココちゃんのターン。
桜宮ココ:マイナーで移動、エーヴィに接敵
桜宮ココ:メジャーで▼じばくとっこー<雷鳴の申し子><アタックプログラム>アームブレードで攻撃 対象エーヴィ
エーヴィ:ガード! そして宣言時に《暗黒螺旋》。白兵攻撃を宣言された時、PCにも10点ダメージ!
GM:だ、だめーじを……!
桜宮ココ:では命中いきます
桜宮ココ:7dx+17
DoubleCross : (7R10+17[10]) → 10[2,2,3,3,8,9,10]+10[10]+1[1]+17 → 38

桜宮ココ:4dx+65+9
DoubleCross : (4R10+65+9[10]) → 10[3,6,7,10]+1[1]+74 → 85

GM:ヒエッ
桜宮ココ:1d10+89 リザレクト
DoubleCross : (1D10+89) → 10[10]+89 → 99

GM:妖怪1足りないだ
桜宮ココ:HP10で復活
桜宮ココ:たりてます!リザレクトまたつかえるから!!
GM:くぅ~~~
桜宮ココ:ダメージだします!
GM:おいで!
桜宮ココ:4d10+62+9
DoubleCross : (4D10+62+9) → 22[5,4,5,8]+62+9 → 93

GM:ひぃ~~~~!
GM:虫の息です
桜宮ココ:1d10+99 リザレクト
DoubleCross : (1D10+99) → 9[9]+99 → 108

桜宮ココ:HP9でふっかつ!
GM:演出へ移行!

桜宮ココ:「私たちは、前に進まなきゃいけないよ」ぶん、と袖からブレードを出し、エーヴィに近づく。
桜宮ココ:「明日があるから、今日はたのしくて」
桜宮ココ:「変わるから、おもしろくて」
桜宮ココ:ブレードをふりおろす。
桜宮ココ:ぴ、ぴ、ぴぴぴ。と。己を傷つける警告音のカウントダウンを聞きながら、にまっと笑う。
桜宮ココ:「…『永遠』じゃないってわかってるから、愛おしいのかもね」
エーヴィ:刃を振り下ろす刹那、一輪の花が君の視界に入るだろう。
エーヴィ:それは、氷でできた可憐なスターチス。
エーヴィ:その花弁はひらひらと宙を舞い――君の視界を凍らせていく。
エーヴィ:「終わらないなら、それでいいじゃないか――!」

GM:【クリンナッププロセス】
GM:何もなければ次のラウンドへ行くぜ!
綾織 枢:ないぜ!
桜宮ココ:ないぜ!
エーヴィ:ないよ!
此花朔夜:ないで!

GM:ラウンド2 【セットアッププロセス】
エーヴィ:ちなみにこれもない!
綾織 枢:同じく無い
桜宮ココ:ないです!
此花朔夜:ないです

GM:行動値7。朔夜さんのターン。
此花朔夜:【イニシアチブ】【マイナー】ともになし
此花朔夜:【メジャー】コンボ《伐採三唱》使用:《ライトウェイトモード》《砂の加護》《コンセントレイト》(侵食率84→91)
GM:どうぞ!
此花朔夜:エーヴィに<白兵>で攻撃リアクションダイス-1命中は8dx+5@8
此花朔夜:8dx+5@8
DoubleCross : (8R10+5[8]) → 10[5,5,5,6,6,9,10,10]+10[3,7,10]+3[3]+5 → 28

此花朔夜:明石林檎の《妖精の手》での援護を使用
GM:遂に! どうぞ!
此花朔夜:1dx8+35
DoubleCross : (1R10+35[8]) → 3[3]+35 → 38

エーヴィ:ガード! 宣言時に《自動触手》。攻撃宣言された時、PCにも12点ダメージ!
此花朔夜:HP1なのでリザですね
此花朔夜:1d10+91
DoubleCross : (1D10+91) → 10[10]+91 → 101

此花朔夜:HP10で復活
GM:ということでダメージロールだ!
此花朔夜:4d10+12
DoubleCross : (4D10+12) → 19[2,4,7,6]+12 → 31

GM:ぎゃー!
GM:エーヴィ 戦闘不能
桜宮ココ:おお!!!!
GM:HPは190でした
GM:でも、まだ終わりません
綾織 枢:ほほう?
エーヴィ:Eロイス《不滅の妄執》を宣言。
エーヴィ:戦闘不能から回復させる。
エーヴィ:更に即時《究極存在》を宣言。
エーヴィ:このEロイスは【仲良し四人組】か【エーヴィ】のロイスをタイタス昇華した攻撃を当てることでしか解除することができない。
エーヴィ:解除後、その攻撃によるダメージを受ける。
桜宮ココ:なんだとぉ…
GM:ふふふ、まだ終わらんよ!
GM:では、演出!

此花朔夜:「はぁ……キッツ……! ただ、腹決めた以上、負けん!」
此花朔夜:「『オレ』と『アタシ』のために! ココのために! 林檎のために! 枢のために! そしてなにより!」
此花朔夜:「エーヴィ、お前のために!」
此花朔夜:チェーンソーのスターターを歯で引っ張りエンジンを再起動。歯を食いしばりながら地面を蹴る
此花朔夜:「卒業証書受け取ったれやアアアア!」
此花朔夜:体を一気に沈み込ませ、えぐりこむように腹へとチェーンソーを突き出す
エーヴィ:「っ!」
此花朔夜:「……あばよ、ダチ公。次あるんやったら桜の日か夢で逢おう」
エーヴィ:しかし、この距離は兵器としての防衛ラインを超えている。
エーヴィ:エーヴィの背より白色透明、冷気の鞭が振るわれる。
エーヴィ:それは触れた空気を凍らせ、世界にヒビを入れながら君の身体に打ち付けられた。
此花朔夜:「……ごめんな。こんなやり方しか知らんくて」
エーヴィ:自動防衛機構による攻撃後、エーヴィは崩れ落ちる。
エーヴィ:そして――――ゆらりと立ち上がった。まだ、終わってなどいないのだから。
エーヴィ:「共に眠ろう。なんどだって、ボクは君達を、【仲良し四人組】を――――」

GM:行動値7。エーヴィのターン。
エーヴィ:マイナー 《氷の加護》
エーヴィ:解説:このメインプロセス中、攻撃力+10。
エーヴィ:メジャー ▼クラールハイト(D:《究極のゼロ》)《CL:サラマンダー》《ブリザードブレス》
エーヴィ:解説:PC全体攻撃、攻撃力+3。
エーヴィ:7dx7+10
DoubleCross : (7R10+10[7]) → 10[3,4,4,5,7,8,9]+10[4,7,9]+10[4,9]+6[6]+10 → 46

綾織 枢:ブリザードブレスは範囲選択……どちらのエンゲージを狙うのかな!
GM:当然、ココと朔夜のエンゲージ!
エーヴィ:ダメージロール前に《バーストブレイク》宣言。+5d追加。
桜宮ココ:ガード!
此花朔夜:回避
此花朔夜:7dx+2
DoubleCross : (7R10+2[10]) → 9[2,3,4,5,7,9,9]+2 → 11

GM:7億回クリティカルできなかったようですねぇ!
桜宮ココ:マグネットフォースで朔夜さんをカバーリング!
GM:どうぞ!
桜宮ココ:侵食109→111
エーヴィ:10d10+13 ダメージロール!
DoubleCross : (10D10+13) → 45[4,4,4,8,6,9,2,5,1,2]+13 → 58

桜宮ココ:ぐにゃ~
GM:ロイスを切ると復活できるぞ!
桜宮ココ:初期ロイスの後輩をタイタス昇華して復活します。
桜宮ココ:HP15でふっかつ!
GM:では、演出!

エーヴィ:す、と右掌を差し伸べる。その上には氷の花。
エーヴィ:バロール発症者としての、彼女の魔眼。そこに吐息を吹きかける。
エーヴィ:花弁が舞い上がり、穢れない白色が気中に染み渡っていく。
エーヴィ:空気だけではない。コンクリートの路面が、遊具が、電灯が。色彩を失い停止していく。
エーヴィ:今しも吹き荒れていた雪嵐は、写真に収められたかのように動きを止めた。
エーヴィ:【永遠】を司る怪物なれば、彼女の魔眼は。時間という概念すらも凝結せしめている。
エーヴィ: 
エーヴィ:「ねえ、ほら」
エーヴィ: 
エーヴィ:モノクロームの写真の世界で、少女が微笑みかける。
エーヴィ:「こっちにおいでよ」
エーヴィ:「そうしたら。このまま、ずっと」
エーヴィ:その空間侵蝕は、君達の身体をも包み込んで──
桜宮ココ:過去は——
桜宮ココ: 消えないし——
桜宮ココ:  心に、ずっと、残り続ける
桜宮ココ:  ちりちりと、火傷のような
桜宮ココ: 切なさを、
桜宮ココ:胸に落として
桜宮ココ:朔夜をかばうように前に出たココは、その微笑みをすべて一身に受けて。
桜宮ココ:再び、立ち上がる。
桜宮ココ:「こっちにおいでよ」
桜宮ココ:「彩りのある世界に」
エーヴィ:鏡を砕くように、あるいは写真を破くように。無彩色の世界は砕け散って。
エーヴィ:少女の瞳は、驚愕の色を湛えている。
エーヴィ:「──なん、で」
綾織 枢:「その花が、吹雪くらいで散るものか」
綾織 枢:「エーヴィ。君は桜宮ココのことをまだ知らないんだ」
此花朔夜:「ココはいつやって予想がつかへん」
綾織 枢:「ああ。面と向き合って話していても、まだどういう子なのか分からない」
綾織 枢:「……けどね。僕達はココの背中を良く知っている」
綾織 枢:「その小さな背中は、絶対に折れないんだよ」
此花朔夜:「……ジェットコースターみたいなこいつに振り落とされへん奴なんか、アタシは一人しか知らん」
明石 林檎:「ココはね、規格外なのよ。色々と、ね」

GM:行動値6。ココちゃんのターン。
桜宮ココ:▼じばくとっこー<雷鳴の申し子><アタックプログラム>アームブレードで攻撃 対象エーヴィ 仲良し四人組のロイスを昇華します。
GM:さあこい!
桜宮ココ:あ、マイナーなしめじゃー!
桜宮ココ:18dx+19
DoubleCross : (18R10+19[10]) → 10[1,2,2,3,3,4,4,4,4,5,5,5,8,8,10,10,10,10]+10[2,3,5,10]+4[4]+19 → 43

エーヴィ:ガード! 対応反撃はないよ!
桜宮ココ:ダメージロールでだいじょうぶですか!
GM:大丈夫です!
桜宮ココ:5d10+57+9
DoubleCross : (5D10+57+9) → 37[10,9,4,7,7]+57+9 → 103

GM:Eロイス《究極存在》の解除条件を達成! 通常通り、ダメージが入ります!
GM:よって、戦闘不能! 勝利条件達成により、クライマックスクリアです!
桜宮ココ:やったーっ!!
GM:さあ、ウイニングランをどうぞ!

桜宮ココ:時計の針を止めても、時間は流れ続けるし
桜宮ココ:大切なものを大切だと思う気持ちは、心を持つ限り失われない。
桜宮ココ:だから。
桜宮ココ:「…さようならだよ」
桜宮ココ:ちか、ちか、ちか
桜宮ココ:ココの肉体を幾度となく傷つけてきた機械のプログラムが、光る。
桜宮ココ:まばゆく。白の世界に色を咲かせる。
桜宮ココ:(さようなら)
桜宮ココ:(私の執着)
桜宮ココ:(なにより大切で)
桜宮ココ:(…なによりこわかった)
桜宮ココ:(『仲良し四人組』は、きっとここでおしまい)
桜宮ココ:(私たちは、一人ひとりの人生を歩みだす)
桜宮ココ:(それは寂しいけど)
桜宮ココ:(きっと、『いいこと』だから)
桜宮ココ:(この想いが宝物なのは…変わらないから)
桜宮ココ:「永遠のレネゲイドビーイング、やめたほうがいいよ」
桜宮ココ:刃を振り下ろし、
桜宮ココ:爆発が起きる。
エーヴィ:”絆”がある限り不滅だった。
エーヴィ:”今”がある限り、終わりは迎えに来なかったのに。
エーヴィ:究極の存在と成ったエーヴィを、優しい雷撃が包み込む。
エーヴィ:彼女はゆりかごで眠り、久遠の夢を願っていた。だが、それも終わる。
エーヴィ:(そうか、彼女が選んだのは――”未来”)

GM:戦闘終了。おつかれさまでしたー!
桜宮ココ:おつかれさまでしたー!!!!!!
GM:バックトラックに移りましょう!
GM:今回使用したEロイスは《愚者の契約》《堕落の誘い》《不滅の妄執》《究極存在》の4種かつ《堕落の誘い》は2個カウントするので5個分!
GM:5d10で侵蝕率を下げてどうぞ!
綾織 枢:振らない!
GM:それもよし!
桜宮ココ:5d10
DoubleCross : (5D10) → 25[3,2,2,8,10] → 25

GM:OK!
桜宮ココ:86!!
此花朔夜:5d10
DoubleCross : (5D10) → 26[9,5,4,5,3] → 26

GM:OK!
此花朔夜:75dです
GM:では次に、残ったロイスd10だけ侵蝕率を下げられるよ!
桜宮ココ:5個なので5d10ふります!
桜宮ココ:86-5d10
DoubleCross : (86-5D10) → 86-33[9,5,9,7,3] → 53

綾織 枢:残りロイス5つ。倍で振ることも可能だがここでは等倍振り!
綾織 枢:103-5d10
DoubleCross : (103-5D10) → 103-36[8,9,9,3,7] → 67

綾織 枢:4
綾織 枢:4点!
GM:シナリオの目的を達成したは5点相応にしましょう!
此花朔夜:残り5なので5d10
桜宮ココ:最終侵食率はココも4点!
此花朔夜:75-5d10
DoubleCross : (75-5D10) → 75-28[1,6,10,4,7] → 47

GM:ココちゃん:14点 枢くん:19点 朔夜さん:13点 かな?
桜宮ココ:ありがとうございます!
此花朔夜:ありがとうございます
綾織 枢:Eロイスは振っても振らなくても経験点になる筈
GM:あーなるほど! ほんとだ振ったらダメって書いてない!
綾織 枢:なので19.19.18かな?
GM:ですね!
桜宮ココ:ありがたい…!ありがとうございます!
GM:GMは四捨五入して19点かな
GM:では、
GM:おかえりなさい!
此花朔夜:ありがとうございます。ただいま
桜宮ココ:わーい!ただいまです!

エピローグ


エーヴィ:「――そうか、ボクは」
エーヴィ:気づけば空を覆っていた黒き暗雲は散り、太陽が地平線に沿って世界を照らしていた。
エーヴィ:「…………林檎、朔夜、枢」
エーヴィ:エーヴィは一人ひとりと目を合わせる。
エーヴィ:溶け逝く身体を動かすことなく、ただ視線を交錯させる。
エーヴィ: 
エーヴィ:「そして、ココ」
エーヴィ: 
エーヴィ:君は冷たかっただろうか。
エーヴィ:君は暖かっただろうか。
エーヴィ:その答えは『みんな』一人ひとり違うのだろう。
エーヴィ: 
エーヴィ:「またいつか」
エーヴィ: 
エーヴィ:エーヴィはそう言って、微笑み、目を閉じ――
エーヴィ:「おやすみなさい」
エーヴィ:――日没と同時、世界に溶けていった。

◆エンディング②:綾織 枢 & 此花 朔夜  ◆


此花朔夜:「君にふ~ふふん」
此花朔夜:鼻歌交じりにドアをノックする
此花朔夜:「枢~枢く~ん。アタシが来たで~」
綾織 枢:「はいはーい」と室内から声が応じて、足音。それからドアが開き、
綾織 枢:「や、いらっしゃい」
綾織 枢:いつも通りの無表情な出迎え。
此花朔夜:「どうも」と笑いながらカバンを揺らす
綾織 枢:「出前?」
此花朔夜:「そうそう今流行りのサクヤーイーツ……ってんなわけあるかい、私物や私物。コップとか、そういうの」
綾織 枢:「なるほど、パントリーの方だったか。ハンコを押すから上がって上がって」
此花朔夜:「婚姻届けに判でも押してくれるんか? ま、お邪魔しまーす」
綾織 枢:「年齢的にまだ無理かなぁ」と応じながら、室内へと招き入れた。
綾織 枢:学生がひとり暮らしをしていても、あまり違和感が無い程度のランクのアパート。
綾織 枢:室内は、男子のひとり暮らしとしては片付いている。テーブルの上には本やら教科書やらが有るくらいで、
綾織 枢:他に室内で目立つものと言えば洋服。男物、女物を問わずである。
綾織 枢:ズボンとロングスカートが、どちらもピシッとアイロン掛けされてハンガーに掛かっている。そういう部屋であった。
綾織 枢:「ま、座って座って。床でもテーブルでもどこでも」
此花朔夜:「いや、座れるか……」
此花朔夜:「……スカート、どないしたん」
綾織 枢:「押し入れの上の段とか」
綾織 枢:「え?」
綾織 枢:「どうしたも何も、普通に僕の私服だけど」
此花朔夜:「……アタシは猫型ロボットか」
此花朔夜:「枢、女物着るん? あんまそういうん興味ない感じか?」
綾織 枢:「気分次第でどっちも着るよ。まぁ、丈とか肩幅の問題があるから、あんまり自由に選ぶ訳にもいかないけど」
此花朔夜:「……そうなんや、なんかエエな。そういうんも」
綾織 枢:「着られるんだったら、後はデザインが気に入るかどうかって話だからね」
綾織 枢:「服を着るのに、一緒に役割まで着る必要も無い」
綾織 枢:「着たかったらそれでいいんだよ、別に」
此花朔夜:「……ほんま、エエこと言うわ。普段はボケボケやのに」
此花朔夜:「なんや、それやったらあんたに合わせて普段着変えたんがアホみたいやんか」
綾織 枢:「気になるなら変えればいいのさ。……まぁ、学ランはちょっとサイズの問題的に、特殊な趣味のひとを引き寄せそうになってたけど」
此花朔夜:「『オレ』の時のアタシ相手にそんな奴おらへんやろ~」
綾織 枢:「僕が見ていた君は基本的に、その『オレ』の時だったんだけどね」
此花朔夜:「……そうか」
此花朔夜:「じゃあアンタもそういう趣味ってことでええか?」
此花朔夜:「それとも、今のアタシの方がいい?」
綾織 枢:「どっちも見られた方がお得じゃないかなぁ」
綾織 枢:「朝にダイスを振って、その出目次第で変えるとか。気分で変えるとか。」
此花朔夜:「じゃあ、その日の気分で変えよ。いつでもアンタ好みのアタシをお届けや」
綾織 枢:「やっぱり出前だった」
綾織 枢:「……で、こうして立ち話を続けるのもなんだから、もう少し現実的に選択肢を絞ると」
綾織 枢:「そこの壁際に追いやられた座布団を使うか、それともベッドを椅子代わりに使うか、好きな方をどうぞ」
此花朔夜:「ベッド!」
此花朔夜:ぽーんと跳んでベッドに座る
綾織 枢:「迷いが無いな」と言いつつ、自分もその隣に腰掛けて
綾織 枢:「……………………」少しの間、言葉を途絶えさせて、じっと朔夜の顔を眺めた。
此花朔夜:「……なぁに?」目線を綾織枢に向ける
綾織 枢:「朔夜、思ったより好意の表し方がストレートだなぁって思って」
此花朔夜:「……ずっと、持て余してたからな。あんなんじゃ、誰も拾うてくれんやろって思うてたし」
此花朔夜:「誰かを好きになるっていうんを抑え込んだまま、生きとった」
綾織 枢:「抑えるの、結構難しいでしょ?」
綾織 枢:「抑えてるつもりでも、理屈と別に勝手に感情が育つんだもの」
此花朔夜:「……そりゃあな。でも慣れた。エエなと思っても気の迷いやって唱え続けたら一週間で冷める」
此花朔夜:「やから、アンタの前くらい、十七年分の愛情だしたら、あかん?」
綾織 枢:「構わないけれど、それに付随する弊害までは責任を持てない」
此花朔夜:「弊害?」
綾織 枢:「うっかりココや林檎と居る時に〝今日の分のハグはまだしてくれないの?〟って嘘か本当か分からない事を口にしたり」
綾織 枢:「普段の冗談の押収の中で〝昨日はあんなに大人しくて可愛かったのに〟と微妙に意味をズレて受け取られるような事を言ったり」
綾織 枢:「そういうことを自分がしないという確信が一切持てない」
綾織 枢:「というか」
綾織 枢:「むしろ積極的に口を滑らす気がする」
此花朔夜:「ふふ……はは……」
此花朔夜:笑いながらごろんとベッドに体を倒す
此花朔夜:「そら困るなぁ……」
此花朔夜:「でも」
此花朔夜:「冗談じゃなくて現実にしたっても、ええよ?」
綾織 枢:「積極的だ」
綾織 枢:ぴ、と本棚の方を指差して
綾織 枢:「僕はね」
綾織 枢:「……まぁ、僕なりにあれこれと気を使ってはいたんだよ」
綾織 枢:「具体的に言うとあの本棚、不自然に隙間があるだろう」
此花朔夜:「ん……そうやな」顔を少し上げて本棚を見つつ
綾織 枢:「いわゆる〝思春期男子の部屋にありそうな本〟が入ってたのを処分した」
此花朔夜:「ぶっ……! あっはっはっは!」
綾織 枢:「もちろん痕跡なんか残してないし、未練がましくベッドの下に放り込んであったりもしない。探してみても無駄なことさ」
綾織 枢:「君はあまり、そういうことを好まないタイプだ──と思っていたからね」
此花朔夜:「はっはっはっはっはっはっは! あーごめん……でも、ふふ……おおきにね……」
綾織 枢:「ずっと迷っていたんだよ」
綾織 枢:「君を男の子として扱うべきか、女の子として扱うべきか」
綾織 枢:「僕はどちら側の性で、君と向き合うべきだったのか」
綾織 枢:「うん」
綾織 枢:「杞憂でしかなかったと理解した」
此花朔夜:「真面目な分、面倒かけたな」
此花朔夜:「ガキの頃、親戚の家で世話になっててな……親は死んどったから」
此花朔夜:「そんとき、親戚に体ジロジロ見られたり触られたりしてな」
此花朔夜:「そいつチェーンソーで切りかけてUGNに拾われて、それでああいう格好しとったんよ」
綾織 枢:「……そういう事なんだろうなぁ、とは思ってたよ」
綾織 枢:「たぶん僕達はみんな、なんとなく気付いてた」
綾織 枢:「何も言わないのが暗黙のルールみたいになってて、さ」
此花朔夜:「……せやから、手間かけるなってずっと思ってた」
此花朔夜:「自分ら優しいから、気ぃ遣わせるんもわるいやろ」
綾織 枢:「この場合、まだ僕には正解が分からないからね。その言葉に上手い答えが出せない」
此花朔夜:「……じゃあアタシから提案」
綾織 枢:「ずっと、そういう事だろうなって思いながら、触らないようにしてきたのが正しかったのか」
綾織 枢:「それとも本当のことを知らないまま、土足で踏み込んで──ん?」
此花朔夜:「今日はお利口さん止めてアホになる」枢の肩を引っ張って寝るように促す
綾織 枢:「おおう」ごろり、と横倒しにされる。
此花朔夜:「よしよし」頭をかかるように抱いて髪を撫でる
綾織 枢:「……あのね、朔夜。さっきの本棚についてのカミングアウト、言外に〝僕も男なんだよ〟と言ったつもりだったんだけど」
此花朔夜:「……正解はともかく、今のアタシは満足してて幸せ、それでええやろ」
此花朔夜:「知っとるよ。ただ、アタシも女の子やねんで?」
綾織 枢:「他に誰もいない自室で、こんな風に抱きしめられて」
綾織 枢:「あまり普段みたいに落ち着いていられる自信は無いよ」
此花朔夜:「理屈ばっかやな枢」
此花朔夜:「……そういうつもりやっちゅうねん」
綾織 枢:「……予防線のつもりだったんだけど」
綾織 枢:頭を抱く腕をそっと押しのけて、ベッドの上で体をずらす。
綾織 枢:自分だけ低い位置で抱きしめられるのではなく、
綾織 枢:視線を同じ高さに揃えるようにして、
綾織 枢:「サクヤイーツってそういうつもりで?」普段通り、真顔での軽口。
此花朔夜:「……どないや思う」
綾織 枢:「そうだったら嬉しい」
此花朔夜:頬に触れて
此花朔夜:「なぁ枢」
綾織 枢:「けど、その前に」
綾織 枢:「……朔夜。まず僕から、言わせて欲しいな」
此花朔夜:「なに?」
綾織 枢:「僕の記憶してる限りで、今日の為に、これだけは言わないでいた筈なんだ」
綾織 枢:「朔夜、君が好きだ」
此花朔夜:「……言ってない。から、それいわしてから気ぃ遣わせたり世話かけた礼と本片づけたご褒美あげるつもりやった」
綾織 枢:「ジョーク好きは言葉を大切にするのさ」
綾織 枢:「〝すき〟、たったふたつの音だけど」
綾織 枢:「この二音には、あんまりに意味が多すぎる」
此花朔夜:「せやな……」
綾織 枢:「僕はココが好きだし、林檎が好きだ。きっとエーヴィーも、あと少しの時間を過ごせば好きになっただろう」
綾織 枢:「学校の友達だって、先生達だって。UGNの職員のみんなだって、僕は好きだ」
綾織 枢:「けど、この意味で〝すき〟だって言うのは今日が初めてで」
綾織 枢:「君に好きだと言うのもきっと、今日が初めてだ」
此花朔夜:「……おおきに」
綾織 枢:「だからね」
綾織 枢:頬に伸びる腕を交差するように、手を伸ばした。
綾織 枢:頭の下に腕を差し入れて、後頭部を手に抱くような、
綾織 枢:引き寄せるような形で。
綾織 枢:「朔夜の番」
此花朔夜:「……かなんなぁ……ご褒美も先回りか……?」
此花朔夜:「……正直な、不安やってんで全然言わんから」
此花朔夜:「でもな、信じとった。それでよかった」
此花朔夜:「アタシ、毎日恋してんねん。朝起きてアンタに会いたいなって思ったり、買いモンしとってこれ好きかなぁって思ったり」
此花朔夜:「ずっと、アンタのことばっかり考えて、アンタと恋に落ちてる」
此花朔夜:「やから、な……全部塗りつぶしてくれてエエよ」
此花朔夜:「どっかの男の腹立つ思い出も全部……」
此花朔夜:「枢、あいしてる。世界で一番、だいすき」
綾織 枢:「ありがとう」
綾織 枢:腕に少しだけ力を込めて、
綾織 枢:「今までも、これからも」
綾織 枢:「……少し待たせすぎたかも知れないし、お互いに随分遠回りをした気もするけど」
綾織 枢:額を寄せる。額を重ねる。
此花朔夜:抵抗せずに、ただ受け入れる
綾織 枢:鼻先と鼻先が近づく。目と目が近づく。
綾織 枢:「朔夜を全部もらうよ」
此花朔夜:「ええよ。枢も全部もらう」
綾織 枢:「……同じ言葉を繰り返すのは、ちょっと芸が無いけれど」
綾織 枢:くすっ
綾織 枢:小さな笑声。あまり他人には見せない微笑み。
綾織 枢:「愛してる」
此花朔夜:「おおきに……おいで」

◆エンディング①:桜宮 ココ & 明石 林檎 ◆


GM:N市・貴女の声が聞こえる場所

GM:二人の少女が肩を並べて座っている。
GM:星が見える空の下、夏の夜長は程よく涼しかった。
明石 林檎:ちらりと、視線を流す。いつも天真爛漫で、だけど根っこはとっても真面目。
明石 林檎:そんな、優しくて、強くて、愛おしい貴女の姿に、私はいつから憧れていたんだろう。
明石 林檎:「ココ、聞いて欲しいの」
桜宮ココ:「ん?なんだろう」
桜宮ココ:林檎の顔をみつめる。
明石 林檎:真っすぐ、真剣な瞳で貴女を見据える。
明石 林檎:もう逃げない。もう迷わない。
明石 林檎:例え、どのような結末が待とうとも。
明石 林檎:私は、貴女に憧れて良かったって思うから。
明石 林檎:私は、貴女に恋して良かったって思えるから。
明石 林檎:心の枷は溶けて無くなった。
明石 林檎:「私ね」
明石 林檎:なら、最期を結ぶのはこの言葉だろう。
明石 林檎:喉が渇く。星が瞬く。風がそよぎ、髪を撫でた。
明石 林檎:「…………ずっと前からね、言いたかったことがあるの」
桜宮ココ:「なんだろう。私が困らせてないといいんだけど」
明石 林檎:「大丈夫よ。貴女はいつも私のことを助けてくれているから」
明石 林檎:「ねえ、ココ。貴女はみんなのことが好き?」
桜宮ココ:「うん!大好きだよ」
明石 林檎:「私も!」
桜宮ココ:「えへへへ」
明石 林檎:「朔夜は良い返事をくれるし、枢はいつだって面白い」
桜宮ココ:「枢のことも、朔夜のことも、林檎のことも大好き」
明石 林檎:「ええ、私のココのことが好き」
明石 林檎:「貴女のことが好き」
明石 林檎:「朔夜よりも、枢よりも、貴女が好き」
明石 林檎:だから――ありがとう。私と一緒にいてくれて。
明石 林檎:「私だけが持つ、特別に”好きな人”。それがね、貴女なの。ココ」
明石 林檎:なんて、伝わりっこない。
桜宮ココ:「………ぉ?」
桜宮ココ:「………んん?」
桜宮ココ:「んんん……」
桜宮ココ:「んっ!?」
明石 林檎:「ふふっ、ごめんなさい。難しかったわよね」思い出は色褪せない。この事実は変わらない。
明石 林檎:心のメモリーに刻みこめば、きっとそれは永遠だから。
明石 林檎:それがあれば、私はこれからも歩いて行ける。
桜宮ココ:「……林檎は」
桜宮ココ:「私のことが……好きなの?」
桜宮ココ:「その……いちばん、だいじだと」
桜宮ココ:「おもってくれるの?」
明石 林檎:「……ええ、ココ。きっと、貴女の”いちばん”とは違うのだけれど」
明石 林檎:「私は、貴女が”いちばん”よ」例え、今日が最期でも。例え、違う道を歩こうとも。
明石 林檎:「一番、大切な人」私は、私の世界で生きていける。
桜宮ココ:「んんんん………」
桜宮ココ:「そっか」
桜宮ココ:「………驚いたな」
桜宮ココ:「林檎が私のこと好きだなんて、思いもしなかったから」
桜宮ココ:「………本当に」
明石 林檎:「ごめんね、びっくりさせちゃったかしら」寂しそうな表情は、何を求めていたからか。
桜宮ココ:「…………」
桜宮ココ:「びっくりしたよ、びっくりしたし、」
桜宮ココ:口をぱくぱくとさせたあと、絞り出すようにぽつりとつぶやく。
桜宮ココ:「『桜宮ココ』は、やめたほうがいいよ」
桜宮ココ:「変人だし」
桜宮ココ:「やなやつだよ………」
明石 林檎:「そんなことないわ。貴女はいつだって優しい」
明石 林檎:「なんどだって私を励ましてくれた。なんどだって私の前で道を切り開いてくれた」
桜宮ココ:「だって、好きっていってもらったのに」
桜宮ココ:「とっさに、断らなきゃって思った」
明石 林檎:「…………ええ、そうね」
桜宮ココ:「思ってもないひどいこといって、めちゃくちゃに林檎のこと傷つけて」
桜宮ココ:「諦めてもらおうとおもった」
桜宮ココ:「でも………」
明石 林檎:「…………ココ?」
桜宮ココ:「林檎が勇気出してくれたのに、私だけ、私が傷つかないように、自分の気持ちを隠してるのは」
桜宮ココ:「ずるいとおもう」
桜宮ココ:「私、優しくなんかないよ」
明石 林檎:もし、願いが叶うのなら。もし、夢が現実になるのなら。もし、今が動き出すのなら。
明石 林檎:「ココ」
桜宮ココ:「……なあに」
明石 林檎:踏み出すのは、きっと私の役目。誰かを支えることしかできないできそこないのチルドレンだけど。
明石 林檎:貴女を支えていたいから。
明石 林檎:「私は、貴女のことが好き」
明石 林檎:「誰よりも貴女を愛しています」
明石 林檎:「貴女は?」
桜宮ココ:「………んぅ………」
桜宮ココ:「私は……、私のしたいようにしかできない」
桜宮ココ:「林檎の気持ちなんて、全然考えられない」
明石 林檎:「私のしたいことは、ココのしたいこと。ココの気持ちは、私の気持ち」
桜宮ココ:「励ましたのだって、私が林檎に笑っていてほしいからで…道を切り開いたって思うのは、私がやりたいようにやったのを、よく解釈してくれたんだとおもう」
明石 林檎:「ええ、全部私のエゴ。そして、貴女のエゴ」
桜宮ココ:「わ、私たちは……おなじじゃないよ」
明石 林檎:「それでいいのよ。だって、貴女は貴女。私は私」
桜宮ココ:「別の人間だ」
明石 林檎:「でも、思いを分かち合うことはできる」
明石 林檎:「だから、聞かせて?」
明石 林檎:「二人だけの秘密を作りましょう」
明石 林檎:「ね?」
桜宮ココ:「……うん」
桜宮ココ:「私は、……最低だよ」
桜宮ココ:「枢のことも、朔夜のことも、大好きだけど」
桜宮ココ:「……私の、林檎への『好き』は、他の好きとは違って」
桜宮ココ:「もっとドロドロしてて、ぐちゃぐちゃしてて、汚い『好き』だ」
桜宮ココ:「私以外の人と、仲良くしないでほしいとか……」
桜宮ココ:「私のこと、たくさん考えて欲しいとか……」
桜宮ココ:「…………えっちなこと、したい……とか」
桜宮ココ:「お、おもって……しまう」
桜宮ココ:「き、きもちわるいよね」
明石 林檎:「『大好きな人が隣にいる。それだけで、世界は色彩を取り戻す』」
明石 林檎:「ねえ、私の世界は何色に染まっていると思う?」
桜宮ココ:「……?なんだろう……」
明石 林檎:「虹色よ、ココ。ここだけが、私の世界。私の居場所だから」
桜宮ココ:「んふふ……」
桜宮ココ:「林檎は、本当に素敵な人だから」
桜宮ココ:「虹色の世界で、たくさんの人に出会うよ」
明石 林檎:「その時は、貴女を紹介させてくれるのかしら?」
桜宮ココ:「最低最悪な、『桜宮ココ』のお世話に時間をとられるのは、可哀相だよ」
桜宮ココ:「もっと、変じゃなくて、素敵な人が……林檎には、ふさわしいよ」
明石 林檎:「お世話になっております。なんてね、ふふっ」
明石 林檎:「きっとずっと、私は貴女のことが好きよ」
桜宮ココ:「わたしのことなんか、好きでいるのは、やめたほうがいいよ…」
桜宮ココ:「って、……私の立場では、言わないといけないとおもう」
明石 林檎:「それを決めるのは、私。貴女は私じゃないもの」
桜宮ココ:「うん。私もそう思った」
桜宮ココ:「林檎の気持ちを決めるのは、私じゃない……」
明石 林檎:「だから、貴女が決めるの。私は貴女じゃないから」
明石 林檎:「貴女が貴女の気持ちを決めるの」
桜宮ココ:「林檎はどうしたい」
桜宮ココ:じっと瞳をみつめる。
桜宮ココ:「私は、どうしようもなく」
桜宮ココ:「林檎のことが好き」
桜宮ココ:「気持ち悪いくらい」
明石 林檎:瞳に映る自分の瞳は、まるで幼き頃に見た夢のように鮮やかだ。
明石 林檎:「……私もよ、ココ」
桜宮ココ:「私、ぜったいに林檎のこと幸せにできないよ」
桜宮ココ:「林檎の気持ちとか全然わかんないもん」
明石 林檎:「私が勝手に幸せになるわ」
桜宮ココ:「ぅ……」
明石 林檎:「ココ、手を出して」
桜宮ココ:「……うん」素直に手を差し出す。
明石 林檎:「いつか、私たちも離れ離れになる時が来るわ」差し出された手のひらをきゅっと握りしめる。
明石 林檎:「でもね、だからって諦めて良いわけじゃないの。【永遠】なんて、無いんだから」
明石 林檎:「だから、いつかの日が来る時までは、ずっと一緒にいてくれますか」
桜宮ココ:「うう、うううう」ぼろぼろと涙がこぼれる。
桜宮ココ:「私、絶対傷つけるよ」
明石 林檎:「傷は治るのよ。枢を見てごらんなさい」
桜宮ココ:「わ、わた、私なんかが、幸せになっちゃ、ダメだよ、私は、『おかしい』のに」
明石 林檎:「可笑しいことなんてないわ。朔夜を見てごらんなさい」
桜宮ココ:「…………えっちなことするよ?」
明石 林檎:「……………」
明石 林檎:「幸せにしてくれるなら」
明石 林檎:「いい」
明石 林檎:「です」
桜宮ココ:「んん……」
桜宮ココ:「ん……」
桜宮ココ:「好き」
桜宮ココ:「好きだよ……」
桜宮ココ:「ずっと……」
明石 林檎:「ええ、私も。ずっと、貴女のことが好きでした」
桜宮ココ:「ずっと好きだし……きっと、これから先も」
明石 林檎:「ずっと、ね」
桜宮ココ:「林檎が私のこといやになっても」
桜宮ココ:「私はずっと林檎のこと好きだよ」
明石 林檎:「ありがとう。ココ」
明石 林檎:「ねえ、今、私はどう見えるかな?」
桜宮ココ:「かわいい」
明石 林檎:「ココからみた私は、幸せに笑えてるかな」
桜宮ココ:「わかんないよ……林檎のきもち」
桜宮ココ:「でも……勝手に幸せになってくれるっていってたから」
桜宮ココ:「幸せなのかも」
明石 林檎:「私、貴女でいっぱいになってるの」
桜宮ココ:「ん……」
明石 林檎:「大好きよ、ココ」
桜宮ココ:「……だい、すき」
桜宮ココ:「一番好きでいることを、ゆるしてくれますか」
明石 林檎:「許します。そして、私も貴女のことを特別な好きでいることを許してくれますか」
桜宮ココ:「ええ……むずかしいな」
明石 林檎:「だめ?」
桜宮ココ:「わたしばっかり幸せで」
桜宮ココ:「ずるいとおもう」
明石 林檎:「いつも言ってるでしょ。私はずるいのよ」頬を染め、微笑んだ。
桜宮ココ:「林檎はずるくない。ずるいのは私……」
桜宮ココ:「わ、私が……赦していいのかは、わからないけど」
桜宮ココ:「林檎が、私のこと、特別な好きでいてくれるのは……」
桜宮ココ:「ほんとうは、うれしい」
桜宮ココ:「すごくうれしいぞ」
明石 林檎:「うん!」
明石 林檎:「私もね、とっても嬉しいわ!」
桜宮ココ:「へ、へんなの……」
明石 林檎:そう言って、私はココの手を引いて歩き出す。
明石 林檎:「いきましょう。ココ」
桜宮ココ:「ねえ、林檎」
桜宮ココ:「キスしていい?」
明石 林檎:「だーめ」
桜宮ココ:「えええええ」
明石 林檎:「それは、少し先の”未来”で待ってて」
明石 林檎:「節度ある関係から始めるのよ。何事も順序立てて進めるべきだわ」
桜宮ココ:「んん……」
明石 林檎:「ふふっ、でもね」そういって、彼女はココの手の甲を口元へ。
桜宮ココ:「わ……」
明石 林檎:「これくらいなら、いいかもね」真っ赤な林檎。それは、愛情の赤。
桜宮ココ:その真っ赤な姿をみて、
桜宮ココ:思わず抱きしめていた。
明石 林檎:「きゃっ」少し驚いて、声を出す。そして、ゆっくりと自分の体温を混ぜ合わせる。
桜宮ココ:「やわらかくて、いいにおい」
桜宮ココ:「節度とか、順序とか、私はわかんないから」
桜宮ココ:「林檎が全部おしえてくれる?」
明石 林檎:「……もう、仕方ないわね」
明石 林檎:「一緒に歩いて行きましょう。きっと、未来は明るいわ」
桜宮ココ:「林檎をぎゅってすると」
桜宮ココ:「どきどきする」
明石 林檎:「…………そうね、私もどきどきする」
桜宮ココ:「気持ちいい……」
桜宮ココ:「すごく好きだからな」
桜宮ココ:「林檎に受け止められるかわからんからな!」
桜宮ココ:「覚悟しろぉ」
明石 林檎:「う、受け止めて見せるわよ!」
明石 林檎:心音が重なる。独りは二人に。奏でられる二重の鼓動は、二人だけの秘密の音色。
明石 林檎:いつまでも。いつまでも。それは響き合う。今が続く限り、いつまでも。
明石 林檎:夢から覚めても、夢の中のようで。現実感のない世界に迷い込んだみたいだったけど、貴女が私を見つけてくれたから。
明石 林檎:「貴女を好きになることができたから、今の私がいるのかもね」
明石 林檎:背中に回した両の手で、彼女を強く抱きしめた。
桜宮ココ:口を開いて、何か言おうとしたけれど。
桜宮ココ:「……だったら、すごく嬉しい」
桜宮ココ:素直にそう答え、やさしく強く、抱きしめ返した。
GM:人の宝物を眺めていた少女の手の中には、何物にも代えられない大切な人がいる。
GM:そして、彼女たちは一歩踏み出すのだろう。暖かな手の感触と共に。
GM:二人で。

『雛鳥はゆりかごで眠り、久遠の夢を願う』 つづく。
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